MY BEST BOOK !!
『グラウンドの空』
あさのあつこ 著


PROFILE
よっしー(19)岐阜県在住
学校名:中京学院大学 看護学部
学年:1年
趣味:散歩、YouTubeを観ること
よっしー(19)岐阜県在住
学校名:中京学院大学 看護学部
学年:1年
趣味:散歩、YouTubeを観ること
甲子園に憧れて中学で野球を始めたキャッチャーの瑞希。ある日、ピッチャーとしてずば抜けた才能を持つ透哉が転校してくるが…。
諦めてはいけない、と強く思わせてくれる一冊です。初めて読んだのは、ソフトボール部に所属していた高校2年の頃。チームメイトをサポートし、互いに尊重し合うことや、諦めずに上を目指し続けることの大切さを学んだほか、看護師になろうか迷っていたときには、挑戦する勇気をこの本からもらいました。看護学生になった今でも、専門的な技術演習や病院実習に取り組む際、どんなに大変でも諦めずに挑戦することができています。今、苦しみや不安を抱え挫折しそうになっている人に、ぜひおすすめしたい作品です。
MY BEST BOOK !!
『人魚の眠る家』
東野圭吾 著


PROFILE
はたけ(21)秋田県秋田市在住
学校名:秋田大学 医学部 保健学科
学年:4年
趣味:旅行、ドライブ
はたけ(21)秋田県秋田市在住
学校名:秋田大学 医学部 保健学科
学年:4年
趣味:旅行、ドライブ
夫と別居状態にあった薫子。娘がプールで溺れ、脳死を宣告された彼女は、娘との生活を続けることを決意。その狂気じみた愛に、周囲は翻弄されていく。
この本を通して「考えは人それぞれだ」ということを学びました。本作の主人公は、娘がまだ生きていることを周囲に認めてもらえず苦しみますが、最後には「周りに認められなくても、自分が生きていると思えればそれでいい」と考えが変わります。私たちも普段、無意識に相手に意見を押しつけてしまうことがあります。でも、大切なのはまず受け入れること。これは、看護をする上で大切とされる“傾聴”にも結びつく考え方です。この学びを忘れずに、患者様の心に寄り添い、「この人に受け持ってもらって良かった」と思ってもらえる看護師になれるよう、今後もがんばっていきたいです。
MY BEST BOOK !!
『看護の力』
川嶋みどり 著


PROFILE
りほ(20)茨城県在住
学校名:常盤大学 看護学部
学年:3年
趣味:読書、ゲーム、編み物
りほ(20)茨城県在住
学校名:常盤大学 看護学部
学年:3年
趣味:読書、ゲーム、編み物
看護の原点は、誰しもが持つ自然治癒力を引き出すこと。人間らしく生きる普通の暮らしを整えるケアを、看護師歴60年の著者が説く。
高校3年の夏に、看護師の仕事をもっと詳しく知りたいと思い、この本を手に取りました。看護師の歴史から看護の魅力まで、すべてが詰まった一冊です。中でも、ガンで入院し、お風呂に長らく入れていなかった患者さんに全身清拭を施したことで、顔色も良くなり食欲も増したという例や、音楽療法をはじめとするさまざまな実践例を読み、看護という仕事の可能性を感じました。受験前にこの本を読んだことで、看護師になりたいという思いを強くすることができたので、看護学生を目指す高校生や、医療関係の進路を考えている人にオススメしたいです。
MY BEST BOOK !!
『お母さんは命がけであなたを産みました』
内田美智子 著


PROFILE
いちご(21)鹿児島県在住
学校名:鹿児島純心女子大学 看護栄養学部 看護学科
学年:4年
趣味:食べること、ミュージカル鑑賞
いちご(21)鹿児島県在住
学校名:鹿児島純心女子大学 看護栄養学部 看護学科
学年:4年
趣味:食べること、ミュージカル鑑賞
いのちの生まれる瞬間に立ち会い続けてきた助産師である著者が、これまでの数々の経験を通して「いのちの尊さ」を伝える。
助産師を志し始めた大学1年の頃に出会った一冊です。看護は、人と人とのつながりがあってこそ成り立つものだと考えています。私はこれまで対人関係で失敗をし、自分自身のことが嫌になることもありました。しかし、この本には「今ここにいるということだけでも誰かのためになる」という強いメッセージが込められています。そのメッセージを受け、自分のいのちがとても尊いものであり、今生きていること自体が奇跡なのだと実感するとともに、他者のいのちも愛しく思えるようになりました。これは、「自分のことのように相手を思い、想像力を働かせながら看護を行う」という、看護において大切な姿勢にも結びつく考え方です。高校生のみなさんにもぜひ読んでもらいたいです。