助産師としての働き方

総合周産期母子医療センターにて
親身なケアで母子の安全に寄与

PROFILE

日本大学医学部附属板橋病院

駒形結花さん

助産師歴 2年7カ月(看護師歴6年7カ月)
出身校所在地エリア 東京
病院所在地 東京
診療科目 産科(総合周産期母子医療センター)

ハイリスクもカバーする 周産期の専門病棟

私が所属しているのは、総合周産期母子医療センターの機能を担う3BM病棟です。3BM病棟は新生児室、病棟、分娩室、MFICUの4つに分かれており、日々、妊産褥婦や新生児、さらにそのご家族のケア・支援を行っています。当院はスーパー母体救命も行っており、都内近郊からの緊急の母体搬送も受け入れています。スーパー母体救命に来る患者さんは、さまざまな事情や産後のひどい出血などのために、急遽搬送されてくるハイリスクの方ばかりです。外来で通院されている患者さんとは異なり、情報が少ない中でさまざまな予測を立てて迅速にアセスメントし、判断していくことが求められます。もちろん、外来で通院されているときから情報を共有して、正常なお産に立ち会うこともありますが、基本的にハイリスクな妊産褥婦の方が多いので、異常に気づく視点を養うことができるのは当院ならではの経験だと思います。また、産後支援の一環としてしっかり子育てしていけるよう、地域のサービスにつなげていくのも私たちの役割です。患者さんの中には、シングルマザーや外国籍で日本語が通じない方もいらっしゃいます。一人ひとりの背景にある情報も踏まえながら、子育てしていくうえでのサポートを考えて地域の保健師に申し送りするなど、産後も含めた母子の安全のため、スタッフ全員が熱意を持って関わっています。

患者さん一人ひとりの気持ちに寄り添う 親身なサポート

周産期における女性はとてもデリケートです。ホルモンバランスの変化で気持ちも変動しますが、お産という一大イベントにも向き合っています。初産婦ならば、出産・育児に向けて学ばなくてはいけないこともたくさんあり、ナーバスな心理状態になっていることも多いです。そのため、言葉がけ一つで大きく気持ちが揺さぶられてしまったりもするので、表情や言葉、仕草など、丁寧なコミュニケーションを心がけ、一人ひとりの想いや考えをしっかりと汲み取って尊重していくことを大切にしています。また、腰部のマッサージやお腹をさするときのタッチングにしても、冷たい手で触らないよう事前に手を擦って温める気遣いをするなど、不安な気持ちを落ち着かせてあげられるように接することも意識しています。
助産師として1年目に担当した産婦さんでお産が長引いた方がいらっしゃったのですが、そのときは密にコミュニケーションを取りながら、とにかく不安を和らげられるよう努めていました。産後にその方からお手紙をいただいたのですが、そこには「あなたがそばにいてくれ、声をかけてもらえたから不安を乗り越えることができた」と書いてあり、とてもうれしかったですね。助産師は出産に立ち会い、赤ちゃんを取り上げることだけにとどまらず、母子の健康を守るための幅広い管理や指導を行います。同じ女性として一人ひとりに寄り添ったサポートを考え、ケアしていけることが何よりのやりがいです。

日々さまざまなスキルを磨き 天職と言えるよう成長していきたい

助産師になる前は、別の病院で産科の看護師をしていました。そこで助産師の仕事ぶりを見ているうちに、看護師としてできることの限界を感じ、「助産師のように専門知識を持って、より濃いサポートや指導ができるようになりたい」と思うようになったのです。その後、学校に通い、3年前に助産師になって当院に入職しました。助産師になったときに母から自分が生まれたときの母子手帳をもらいました。母に「そのときの助産師さんはどうだった?」と聞いたら、ちゃんと覚えていて「とてもいい人だったよ」とのこと。母子手帳の中に名前が残り、いつまでもお母さんたちの印象に残る仕事が助産師なのだと知り、責任の大きさとやりがいを改めて認識しました。今でも、母子手帳に自分の名前を記載させてもらう瞬間はとても身が引き締まります。
まだまだ未熟な助産師ですが、尊敬できる先輩たちを見習い、成長していきたいと考えています。後輩指導や学生指導、リーダー業務など、任せられる仕事も徐々に増えてきており、日々、助産師としてのさまざまなスキルを磨いていける環境は働きがいがあります。また、いずれ私自身も出産や育児を経験してみたいと思っています。先輩たちを見ていると、やはりお母さん助産師の実体験に基づいた指導や説明はとても説得力があり、この仕事にとっては、実際の出産や育児が一番の教科書なのかもしれません。いつかは「助産師が自分の天職!」と胸を張って言えるようになりたいですね。

後輩へのメッセージ

私は最初から助産師を目指していたわけではありませんが、看護師として産科に配属され、そこでの仕事がとても楽しく感じました。そんななかで「より妊婦さんに寄り添いたい」「質の高いケアをしたい」という気持ちが高まり、助産師になることに。何より女性の人生のターニングポイントに寄り添い、新しい生命の誕生をサポートしていけるところが、助産師という仕事の魅力です。当院では、ハイリスクの症例を経験できるのも特徴なので、質の高いアセスメントスキルが身に付くのではないでしょうか。病棟は忙しいときもありますが、決して一人で抱え込んでしまうようなことはなく、先輩たちが温かくサポートしてくれます。院内教育も手厚く、自分の部署の知識だけにとどまらない幅広い基礎看護技術が学べるので、先々のキャリアの選択肢も広がります。また、職場の雰囲気が良いうえ、定時までに仕事を終えられる環境なので働きやすさは抜群です。学生の皆さんは実習などで忙しいとは思いますが、体調に気をつけて良い就職活動をしてください。

気になる病院を見つけたら、
まずは「choice♥」してみましょう!

choice♥する

採用概要データ

見学会予約etc.

写真館

他の先輩助産師の働き方をみる

一覧から探す