- 所在地:山形県
- 病床数:270床
- 看護師数:90名
『急性期から慢性期、在宅まで』 地域に密着した「心に届く看護」を一緒に実践していきましょう
ココに注目!
「患者さんと地域、職員にとってよい病院」を基本方針にしている新庄徳洲会病院。実際に働いている看護師の方に、今感じている仕事のやりがいや職場の雰囲気、今後の目標を伺いました。
患者さんに寄り添い、「これから」を一緒に考えていく
看護学校卒業後、山形市内の病院に入職しましたが、家庭の事情で地元である新庄市に戻ることになりました。転職を検討していた際に、外科がある当院で働きたいと思い入職を決意しました。現在は、外科と内科、歯科口腔外科の混合病棟で働いていますが、手術を通して患者さんが元気になって退院されていく姿を見ることにやりがいを感じます。今の自分にとっては、目に見えて快方に向かう患者さんの姿がモチベーションになっていますね。
私がいる病棟では消化器の手術をする患者さんを看ることが多く、以前、胃がんで胃を切除し、吐き気が強く食事をあまり取られなくなってしまった患者さんがいました。通常、手術で悪いところを摘出したからといってすぐに食べられるようになるわけではなく、離床して痛みを抑えながら歩けるようになり、少しずつ良くなっていきます。しかし、食事は生きがいのひとつだと言う方が多く、食べられない状態はつらいものです。そんな痛みや苦しみがある患者さんに「これから食事が取れるようになるよ」と声をかけ、胃に負担のない食事から始めて徐々に回復していく姿を見るのは、私にとっても喜びでした。退院後の食事をどのようにしたらいいか、栄養士と一緒に患者さんの好みに合わせて考えたりもしましたね。無事に退院された後、外来でお会いし、手術が終わったときのことなどを話す機会がありました。「苦しかったけど、今は食べられるようになった。手術して本当によかった」という言葉が聞けたときは、私も心から嬉しく思いました。
いつも心がけているのは、患者さんがどうしたいか、どういうことを思っているか。患者さんにできるだけ寄り添った看護ができるように心がけています。当院は急性期から慢性期まで幅広い患者さんを受け入れていますが、慢性期の患者さんは高齢の場合が多く、ご本人とご家族の気持ちが異なる場合があります。例えば、患者さんはできるだけ現状の生活を維持したい、ご家族は心配なのでしっかり治療に専念してほしい、といった場合です。お互いが納得できる方法を一緒に考えていく過程には迷いもあり大変ですが、「病気を看るのではなく、患者さん全体を看る」ことを大切に、取り組んでいくことが課題だと思っています。一人ひとり、性格も人生も違う患者さんと関わりながら「これから」を一緒に考えていく看護師でありたいです。
(小屋 花恵さん/2019年入職)
病院全体で、地域に根付いた医療をしようという意識が高い病院です。
学びを深めてくれる、なんでも頼れる先輩の存在
やさしさと思いやりを持ち、患者さんに親身に寄り添う看護を実践しています。
私は、小屋さんと同じく外科と内科、歯科口腔外科の混合病棟で、様々な疾患の患者さんを受け持ち、手術前後の患者さんや認知症患者さんの看護をしています。今振り返ると、入職1年目の頃は、看護学校で習った人形相手の技術では何もできず、プリセプターの先輩とシフトで一緒になる先輩に丁寧に見てもらいながら、様々な技術を教えていただきました。2年目になり、一つひとつの技術を患者さんに合わせたやり方でケアしていくということが、少しずつできるようになっています。
以前、身体状況が落ち着かず、なかなか心を開いてもらえなかった患者さんがいたのですが、部屋に行く機会を増やし、体の状態だけでなく他愛もない話をするようにして関わっていくうちに、だんだんと自分が思っていることを伝えてくれるようになりました。退院する際には笑顔で「ありがとう」と言ってくださったことが心に残っています。患者さんと関わる中では不安なことや悩みが生まれますが、私は仲良くしてくださる一つ年上の先輩に相談しています。同じような悩みを持っていて共感してくれたり、経験したことから教わることが多く、一緒に勉強してくださることもあります。他の病院で経験を積んでこられた先輩も多く、ちょっとした質問にもなんでも答えていただける環境がありがたいです。
病棟の雰囲気は明るく、役職、他部署、関係なく挨拶ができるのが当院の特徴です。すれ違ったら誰にでも挨拶するほど病院全体のコミュニケーションは活発です。話しをする機会がない方でも、挨拶をすると皆さん笑顔で返してくださいます。単に雰囲気だけでなく、例えばリハビリの患者さんに関わるときなどは、通所施設の方とお互いの情報連携を密にしていて、しっかりと患者さんのための医療を実践しています。私は「地元である最上地区で医療に貢献したい」という想いを持って当院を志望したので、退院後の生活まで考えて看護していく当院の方針のもと、患者さん一人ひとりと向き合い、学びを深め、これからも経験を積んでいきたいです。
(近藤 若菜さん/2019年入職)
さらに高い技術と深い知識を持った看護師を目指して
・外科と認知症分野で能力を伸ばしていきたい
これまでの経験で学んだことはたくさんありますが、一番大切にしているのは患者さんとの関わりです。患者さんの人生を振り返りながら、これからどうしていくかを一緒に考えていかなくては、と常に考えています。その上で、外科の看護を極めていきたいという気持ちがあります。手術が決まった患者さんが入院してから、麻酔、手術を行い、術後の回復、退院から社会復帰までの周術期の看護について、技術と知識を高めていきたいです。患者さんとの関わり方、痛みのコントロールの仕方、歩けるようになるためにはどういうタイミングで痛み止めを使っていくかなど、外科分野で能力を伸ばし認定看護師の資格を取りたいです。最近は認知症の患者さんも増えているため、認知症分野のより深い知識と技術も必要性を感じています。これからさらに高齢者は増えていくと思うので、認知症が正しく広く伝わるための力になれたらと思っています。
(小屋 花恵さん)
・経験を積んでスキルアップ。周囲に目を配り、声がけできる看護師に
私が現在の部署を希望したのは、看護実習のときに手術前と後で患者さんの状態が快方に向かっていくのを目の当たりにしたからです。容態が変わったときのケアやアセスメント、また急性期の方の合併症予防などを学びたいと思いました。現在の病棟では、手術前後の患者さんを受け入れているため、看護を通して学べる機会が多くあります。様々な知識や技術を要するため、実際に自分の手でケアができるようになるためにも、機会があったら積極的に先輩に声をかけ、経験を積んでいきたいです。迷ったこと、悩んだこと、なんでも相談できる先輩がいる環境に助けられているので、私もそんな先輩看護師になれたらと思っています。どんなに忙しい時でもスタッフに目を配ってくれる先輩の姿は、私の目指す姿でもあります。いつも周りをしっかり見て、必要なときに声がけできる先輩のように、信頼される看護師になれるよう一層努力していきたいです。
(近藤 若菜さん)
地域にとって必要な場所。地域医療に貢献するやりがいと喜びがあります。
在宅ケアまでトータルサポート。地域密着型の医療施設
新庄徳洲会病院は、「患者さんにとって、地域の皆さんにとって、そして職員にとってよい病院」を基本方針に、一般、急性期から慢性期の患者さんを受け入れるケアミックス型病院です。訪問看護、リハビリ、介護、居宅支援事業所を備えていて、在宅までトータルで看護に関われる点が特徴。少子高齢化が進む最上地区は、高齢化率は35%を上回る状況であり、在宅ケアのサポートまでを担う病院の役割は重要性を増しています。体や心を病んで病院にこられる患者さんに寄り添い、思いやりを持って関わる看護で、地域医療に貢献しています。
問い合わせ先
問い合わせ先 | 医療法人徳洲会 新庄徳洲会病院 看護部長 安食るみ もしくは総務課:事務長 秋本浩二 TEL:0233-23-3434 FAX:0233-23-3500 E-mail kangobu@shin-toku.com |
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住所 |
996-0041 |
アクセス | ■主要交通機関のご案内 JR新庄駅より車で10分(東京発の山形新幹線で3時間30分) 山形空港より車で40分 庄内空港より車で60分 *仙台より直行バスで3時間弱 |
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