山形大学医学部附属病院

  • 所在地:山形県
  • 病床数:629床
  • 看護師数:625名
三交代 三次救急 寮・住宅補助あり 資格支援あり 退職金制度あり 奨学金制度あり 託児所あり マイカー通勤OK

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教育・研修

1年間、複数の部署を経験してから配属を決める、ローテーション制度。山形大学附属病院看護部が目指す「最善の看護」を実施するための教育体制について、それぞれの立場からお話を伺いました。

患者さんの想いに寄り添う看護師に

看護師を志したきっかけは、中学3年の時に糖尿病を患っていた祖父が亡くなったことです。ベッドの上で体が管につながっている状態でも、親身に話しかけてケアしている看護師さんの姿を見て、自分もこの仕事に就きたいと思うようになりました。医療に関わり人を助ける仕事は多くありますが、看護を通して人に寄り添う看護師という仕事に惹かれました。私自身、人と話すのが好きな性格なので、患者さんと向き合う仕事は合っていると思ったのも理由のひとつです。様々な疾患を持つ患者さんがいる総合病院で経験を積みながら、地元である山形で看護に貢献したいと思い、当院を志望しました。

当院では6カ月ごとに2部署をまわるローテーション制度を採用していて、4月に入職してからは、眼科・神経科・内分泌内科の混合病棟で半年間の研修をした後、10月に血液内科に移りました。患者さんの疾患が違うので、わからないことが多く日々勉強です。先輩に質問すると、病棟、病院全体で看護を高め合おうという意識の高さを感じます。私の質問に対して、なぜそう考えたのかを引き出してくれる先輩が多いんです。質問に対する答えを得るだけでなく「こう考えればいいんだな」と気付かせてくれるのですごく助かっています。一つの質問から別の疑問が生まれ、どんどん学びが広がっていくのを感じています。

以前、病状が確定していない患者さんから「今までできたことができなくなり、今後回復できるのだろうか」という不安の声をかけられたことがありました。私は戸惑い、患者さんの声を受けて一緒にマイナスの面に目が向いてしまっていました。先輩に相談すると、今できていることを「できているよ」と前向きに捉えられるような声がけをし、考え方をプラスに変えようというアドバイスをいただきました。その言葉をいただいた時に、自分自身の心が軽くなったのを覚えています。細かな部分まで話を聞いてくれて、発想の転換をしてくれた先輩に感謝しています。

入職してからこれまで、ベッドサイドで患者さんのお話を傾聴したり、患者さんとの関係性ができて「ありがとう」という言葉に喜びを感じたりして、自分の看護観が深まってきました。これからもっと経験を重ね、患者さんの想いに寄り添う看護師になり、ほんの少しでも心の支えになれたらと思っています。
(関口 雄世さん/2020年入職、血液・神経内科)

糖尿病の認定看護師の資格取得を目標にしているという関口さん(写真左)

みんなが指導者だから、安心して成長できる職場環境

患者さんにとって最善の看護を考え、細やかな気づきを大切に実践しています。

私は現在、ローテーション制度で整形外科に配属された3人の新人指導を担当しています。指導は全部署共通の支援フローチャート以外に、整形外科で獲得できる技術のチェック表を作成し、新人の看護師がどれほど仕事ができているのかを目に見えるような形で掲示して、足並みを揃えて技術を獲得できるようにしています。昨年まで、3カ月ごとに3部署をローテーションしていましたが、今年度は6カ月間になったことで部署の特色もしっかり覚えてもらってから送り出せるようになりました。前部署での経験が身についているので、自信を持って積極的に動けているように思います。

指導の中でいちばん大切にしているのは「患者さんの立場に立って物事を考える」ことです。ちょっとした気遣いで、患者さんは顔を覚えてくれたり、信頼を深めてくださいます。例えば整形外科だと、肩のリハビリが終わる時間に冷却材を持っていったり、患者さんとの間に信頼感や安心感が生まれ関係性ができ、急変に気づけたりすることもあります。看護師として、人として、細かなことに気がつくようになって欲しいという思いがあるので、指導される側の立場に立って「こう言われたらどう思うか」を常に考えながら、指導に当たっています。

新人教育に関わって3年になりますが、新人たちの成長した姿を見ると嬉しくなりますし、「こういうことができるようなりました!」と報告しにきてくれたりすると、成長に関わることができて良かったと思います。ローテーション制度が始まって4年。せっかく慣れてきたところで違う部署に行くのは、最初はとても不安なことなんですよね。2年〜4年の経験者はそれがわかるから、私が何も言わなくても、新人が落ち込んでいたりすると声をかけて精神面を支えてくれるんです。「みんなで教えよう」という雰囲気が、病院全体ですごく根付いてきているのを感じています。私が新人の時はプリセプター制度で、一人の先輩が指導を担当してくださる形でした。良い面もありますが、もしその先輩と合わなかった場合は、誰にも相談できないという心境になってしまうこともあるでしょう。ローテーション制度ではみんなが指導者なので、一人に限らず、誰に聞いてもいいですし、全員が教えてくれる環境になります。一緒に教え、考え、成長していく空気感があります。
(阿部 優衣さん/2015年入職、整形外科)

最善の看護を「考える力」を育む教育体制とは

私たちには、当院の看護職員のあるべき姿として「患者さんにとって最善の看護を考えられ、実践できる人を育てたい」という想いがあります。そのために、考える力を養うことができるベースを作らなければなりません。そこで様々な疾患の患者さんとの出会いを通し、各部署で先輩の看護観に触れ、考える機会を設けることを目指しローテーション制度がスタートしました。4年目となる今年は、過去3年間の各部署での評価もいただきながら1年間で2部署を回り、11月中旬に最終的な配置部署を決める新たな体制となっています。

ローテーション期間が6カ月間と長くなった背景としては、新人看護師が先輩との関係性をつくり、病院を自分の居場所と感じられるよう、ある程度の期間が必要だと判断したからです。また、これは昨年からの取り組みですが、メンタル面のサポートもできるように、看護部で臨床心理士監修のもと独自作成したメンタルマネージメントシートを新人看護師に2カ月に一度記入してもらいます。気になるコメントがあれば私が直接会って話を聞いています。例えば「夜眠れない」というようなことは、部署の師長だけでなく私のような第三者には言えることもあり、メンタルの落ち込みを早めにキャッチしフォローしている例がいくつかあります。

複数の部署を経験することで、考える範囲と視野が広がり、技術面での経験値も積めるような教育体制となりました。ただ、「患者さんのことを考える」実践は、技術獲得とイコールではありません。各部署で「全員で育てる姿勢」が根付いてきており、2年目以上の全看護師が各々の実践レベルに応じて指導し、看護を教える取り組みを行っています。教育体制の方針にばらつきが出ないよう、副師長が中核となりコーディネートする方法を取り、各部署で同じ教育の視点をもって指導しています。

集合研修の内容はOJT(ローテーションでの現場実践)で活かせることを意識しています。一般的に集合研修は技術研修が多いと思いますが、「看護を考える」ということを基本に、知識・技術・態度の習得を目指し、症例を基にした演習やグループワークから看護を学ぶことに主眼を置いています。それを現場でどう実践するか、個人で目標を立て実践し、その結果をフィードバックし省察することを通して「考える力」を育んでいます。
(真木 智さん/2003年入職、看護部教育担当師長)

いろいろな人の価値観や考え方に触れ、受け止めることから、考える力は育ち始めます。

看護観を明確にする思考法。「なぜ」と「そもそも」

部署も職種も多い大学病院でチーム医療を展開していくには、自分の考え方をふまえた上で、チームの他の人の考え方の違いや、価値観を受け止めることが不可欠です。自分はどのように看護と向き合おうとしているのか。1年間のローテーションを通して、まずは自分の根本に目を向け、思考の傾向や性質に気づいていきます。迷った時には、現状を見つめるきっかけとして「なぜ」こうなのか、「そもそも」どういうことなのかを考え、患者さんの生活の視点から最善の看護を導き出し、現場でアプローチしていくことを大切にしています。

病院基本情報

問い合わせ先 山形大学医学部総務人事担当
 電話番号:023-628-5010(直通)
 E-mail:isojin@jm.kj.yamagata-u.ac.jp
住所

990-8587
山形県山形市飯田西2-2-2 山形大学医学部附属病院

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アクセス 山形駅前からバスで20分程度
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