岐阜県総合医療センター

先輩情報

• 「看護師になってよかった」「うれしかった」「やりがいを感じた」と思ったエピソードを教えてください
• 当センターで働く中で、あなたが成長できたと実感したエピソードを教えてください
• あなたの看護実践に影響を与えた上司、先輩、同僚とのエピソードを教えてください

「看護師になってよかった」「うれしかった」「やりがいを感じた」と思ったエピソードを教えてください

病棟勤務の時、入退院を繰り返し治療を続けてこられた患者さんがいました。私が受け持ち看護師となった入院中に終末期を迎えられました。家族が在宅での看取りかホスピスへの転院か短期間で選択を迫られていました。認定看護師から本人の「家族、特に妻に会いたい」との思いを聞き、面会制限がある中で妻や家族と会えるよう調整した所、泣いて喜ばれました。また、家族の在宅か転院かの悩みに対しても主治医や認定看護師、ＭＳＷと相談しあらゆる手段を伝え、意思決定ができるよう働きかけました。最終的に転院となりましたが転院日に「看護師さん、本当にありがとうございました。悔いなく残された時間を過ごすことが出来そうです。」との言葉を頂き、私を含め多職種にて本人家族と向き合い、最後の時間を有意義に過ごすことができるよう看護師として関わることができ、やりがいを感じました。

当センターで働く中で、あなたが成長できたと実感したエピソードを教えてください

看護師4年目になった時から、病棟でリーダー業務を任されるようになりました。それまでは自分の仕事で手一杯で周りを見る余裕はありませんでした。リーダー業務を行うようになってからは周りを見る事に加え、チームの進捗状況や個々の能力を考えたうえでリシャッフルを考えたり、相手が負担に思わないような指示が出せるように努めました。業務が円滑に進んだ時や、師長さん・先輩看護師から「うまく指示が出せたね。」「助かったよ。ありがとう。」などと承認の言葉をかけていただいたときに、リーダーとしての役割を果たすことができたと感じ、看護師として1つレベルアップできたと思いました。

あなたの看護実践に影響を与えた上司、先輩、同僚とのエピソードを教えてください

日々の業務をこなすことに精一杯になっていたときに、先輩看護師から「あなたの受け持ち患者さん、なんだかいつもより元気がないみたいだけどどうしたのかな」と言われ、患者さんのもとへ行くと、「忙しそうだから言えなかったんだけどね。」と不安なこと、辛いことを話されました。長期の入院で、かつ抗がん剤治療により副作用が続く中で思うようにいかない身体に対し辛く思われていることが分かりました。また、コロナ下で家族とも会えず、精神的にも辛かったとのことでした。そのことを先輩看護師に伝えると、「話を聞く時間を作って、患者さんと散歩でも行ってきたら」と助言を受け実際行うと、「ありがとうね、話を聞いてもらえてよかった。気分転換にもなったからもう少し頑張れそう」と話されました。その後、先輩看護師と検温や日々の関わりなどの自身行動を振り返りました。患者さんの表情・言動・その場の雰囲気などを見て思いをくみ取れる先輩看護師のようになりたいと改めて感じたエピソードでした。