医療法人社団仁誠会【仁誠会クリニック黒髪・仁誠会クリニック大津・仁誠会クリニック新屋敷・仁誠会クリニックながみね・仁誠会クリニック光の森】

先輩情報

• 現在のお仕事について教えてください。
• どんなところにやりがいを感じていますか？
• 今まで仕事をしてきて、特に印象に残っているエピソード（嬉しかったこと・苦労したこと）は何ですか？

現在のお仕事について教えてください。

私は、透析看護師として働いています。血液透析とは、バスキュラーアクセスを使用し、血液を体外循環させてダイアライザ内で老廃物および水分の除去を行う治療法です。透析室では、末期腎不全になった患者さんが健康を維持できるよう、血液透析を行っています。
　１日のスケジュールとして、出勤したら、まず担当する患者さんの情報収集を行います。患者さんが来院したら、体調の確認、除水量の設定を行い、穿刺に入ります。透析中は、患者さんの健康チェック、記録を行います。透析中は除水により血圧低下を引き起こしやすいため、血圧の確認を定期的に行っています。透析患者さんは、糖尿病を合併していることが多く、足状態が悪くなりやすいため定期的にフットチェックも行っています。透析終了後は、返血操作、抜針を行い、最後に体重を測っていただき帰宅してもらいます。

どんなところにやりがいを感じていますか？

透析の患者さんは、長い期間透析治療を行っており、定期的に通う必要があるため、一人ひとりの患者さんとしっかり関わることができるなと感じます。入職した当初は、透析機械の操作や患者さんのことを覚えることで精一杯でしたが、少しずつ慣れてきて、患者さんの好きなことや大切にしているものは何かについても考えることが出来るようになってきました。当院ではDT活動が積極的に行われており、DT活動により普段笑顔が少ない患者さんが、好きなことや思い出を振り返ることが出来て笑顔になられる様子を見た時に、自分自身もとても嬉しい気持ちになります。先輩看護師は一人ひとりの患者さんとしっかり向き合っており、勉強になることが多いです。私も、透析を続けていく患者さんに対して、生きる喜びであったり楽しみを感じてもらえるよう取り組んでいきたいです。

今まで仕事をしてきて、特に印象に残っているエピソード（嬉しかったこと・苦労したこと）は何ですか？

私が、印象に残っているエピソードは、患者さんと目標体重について決めた時のエピソードです。患者さんと目標体重について話している時に、私が考えている目標体重では納得していただけないという場面がありました。患者さんの話を聞いていくと、その体重では帰ってから身体がきつくて１日中動くことができないということが分かりました。その時に、私は患者さんの目標体重を考える時に血液データや患者さんの透析中の血圧などしかみておらず、肝心な患者さん自身をみることができていなかったことに気が付きました。浮腫、帰ってからの患者さんの状態、患者さん自身が感じている倦怠感など多方面で観察しアセスメントすることの大切さを感じました。