- 所在地:千葉県
- 病床数:989床
- 看護師数:990名
「すべては患者さんのために」を理念に掲げ、医学的にも経済的にも社会的にも適正な模範的医療を提供する自治体立最大規模の地域中核病院です
先輩情報
がんと共に生きる患者さん家族の伴走者です
認定看護師 信太 千恵子
- 職歴(キャリア):2000年〜
- 出身校の所在地エリア:千葉県
- 出身校:千葉県立衛生短期大学
- 所属診療科目:内科/その他(眼科、耳鼻咽喉科など)
- 現在のお仕事について教えてください
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現在緩和ケア認定看護師として緩和ケア病棟に勤務しています。【緩和ケア】はがんと診断された時から始まると言われています。診断後の気持ちのつらさやがんやがん治療に伴う身体のつらさを和らげ、診断~治療中~治療後の終末期までを幅広く支えるのが【緩和ケア】です。私の勤務している【緩和ケア病棟】はがんの治療が終了し、人生の最終段階を過ごされる患者さんが対象の病棟です。終末期という表現を使われることもあります。がんやがんに関連した身体や心のつらさを和らげ、少しでもその人らしさを大切にした入院生活が送れるようにスタッフ一同日頃からケアに悩みながらも患者さんとそのご家族に関わらせていただいています。緩和ケア認定看護師としては、患者さん家族への直接的なケア実践以外に、病棟全体の看護ケアの質を高めるためスタッフの相談役や指導役などを務めています。病棟勤務以外では、病院の看護研修の企画実施や新人看護研修、看護学校の講師や他院への外部講師なども役割の一つです。
- 当院を希望した動機や入職を決めた理由は何ですか?
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私は大学病院や個人病院などで経験をした後に、現在の旭中央病院に勤務しました。入職を決めた最初の理由は総合病院であったことですね。幅広い診療科や病棟があるため、多くの学びを得られると思いました。私は病院の近隣に住んでいるため、近隣にお住まいの方々が旭中央病院を信頼している声も聞こえてきていましたので、そこも入職の後押しになったと思います。
入職後は中央手術室、一般病棟、緩和ケア病棟と3カ所の経験を積ませて頂きました。中央手術室と緩和ケア病棟は専門性が必要とされますが、教育プログラムも確立されているため、中途採用であったり、異動であったりした私もスムーズに学びを深められ、達成感を得られることが多かったです。そういった面でも新卒の方だけではなく、中途採用などの方にも配慮されているのではないかと思います。 - 心に残っている看護場面は?
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振り返ると、多くの患者さんや家族との出会いも別れもありました。一つ一つが良き思い出となっています。
その中でも、心に強く残っている患者さんがいます。呼吸器系の疾患で、人生の最後の時間を緩和ケア病棟で過ごされていました。
毎日朝日を見ることが日課で、病棟の廊下を散歩しながらいろいろなお話しを聞かせて頂きました。
その患者さんはご自身の病気のこともよく理解されていて、残された時間が限られていることも分かっていました。入院されてしばらくは辛い症状もなく、時には冗談を言って笑い合ったり、家族のことを思って涙されたりしていました。
そのように穏やかな時間を過ごされていても、やはり最後の時間は近づいてきます。少し酸素の量が足りなくなり酸素マスクをつけながら、お身体の衰弱も進んだため意識も朦朧とする時間が増え、お話しができる時間もなくなっていきました。そんな状態の中でしたが、私が夜勤終わりにお部屋を訪ねると、私の手をしっかりと握りしめ「ありがとうね、もう逢えないかもしれないから。ありがとう。」と言葉をかけてくださいました。
私は「ありがとうございます。」と言葉を返すのが精一杯でした。
この出会いは今も緩和ケア病棟で働く私の原動力になっています。誰にでも訪れる人生の最後の時間に関わることの責任とその方が最後に過ごした場所がここで良かったと思っていただけるような看護をこれからも目指していきたいです。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 総合病院国保旭中央病院 看護管理室 採用担当 |
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住所 |
289-2511 |
アクセス | JR総武本線旭駅より徒歩15分(病院専用バス17往復運行) 〈交通手段〉 JR:東京駅より総武本線特急しおさい八日市場周り銚子行き 高速バス:浜松町バスターミナルまたは東京駅八重洲口より 特急犬吠号(旭まわり銚子行き) 旭中央病院東または旭中央病院下車 |
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