- 所在地:山口県
- 病床数:400床
- 看護師数:420名
「Innovation」「Community Link」「Learning&Training」 患者さま中心の『健康応援病院』に
概要・採用データ
先輩情報
先輩情報
認知症看護認定看護師
認定看護師 原田 聖三
- 職歴(キャリア):2009年〜
- 出身校の所在地エリア:山口県
- 出身校:山口県立衛生看護学院
- 所属診療科目:内科/その他(眼科、耳鼻咽喉科など)
- 認定看護師を目指した理由
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私は認知症の人が肺炎のために入院し、その後せん妄を発症したため身体拘束を行いました。その結果、肺炎は改善しましたが認知症状は悪化したため、家族は自宅退院を断念されました。私は介護者である長女から「どうしてこんなに悪くなったのですか?」と指摘されショックを受けました。私はどうしたら、認知症の人が安全安楽に身体疾患の治療を受けることができるのだろうと思いました。そして、認知機能を維持したまま自宅に帰れるよう看護をしたいと思い、認知症看護認定看護師を目指しました。
- 認定看護師としての役割
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認知症看護認定看護師は、認知症の人がその人らしく生活できるよう支援する看護師です。脳の機能が低下した認知症の人がその人らしく生活することは、文明が進んだ現代社会では難しいことです。そのため、認知症看護認定看護師は、認知症の人の視点に立って、認知症の人を取り巻く環境を評価します。環境が悪ければ良くなるよう調整し、その人らしい生活ができるようにします。そのためには、認知症の深い病態知識や看護倫理が必要となります。また、認知症の人の大切な家族にも支援を行い、大好きな家族と一緒に過ごせるよう支援します。
- 認定看護師としてのエピソード
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私は、認知症の人の家族の意向で退院先が施設入所となっている認知症の人を受け持ちました。私は、認知症の人に退院の事を尋ねると「家に帰って弟と釣りに行きたい」と言われました。私はチーム看護師に認知症の人の意思を尊重し自宅退院を目指したいと伝えました。妻もアルツハイマー型認知症のため簡単な退院調整ではありませんでしたが、チーム看護師と一緒に自宅退院するための環境調整や他職種とのカンファレンスを何度も行いました。その結果、認知症の人は「ありがとう」と笑顔で自宅退院されました。きっと今頃は弟さんと一緒に釣りに出かけておられると思います。認知症の人の思いを他職種で連携し代弁できた事例であったと今も印象に残っています。
- 学生の皆さんへメッセージ
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私は尊敬できる上司に囲まれ、愉快な同僚や後輩と仕事ができることを幸運に思っています。もちろん、仕事はストレスです。正直、もう嫌だと思う事は何度もあります。でもそれだけではありません。暖かい上司の言葉や患者さんの笑顔は、私に元気を与えてくれます。私はそういう病院で働いています。学生の皆さん、自分がどのように生きたいかを考えることは非常に大切です。もし、考えた結果が看護師として成長したい、楽しい職場で働きたいと思われたなら、ぜひ一緒に働きましょう、お待ちしています。
問い合わせ先
問い合わせ先 | 独立行政法人国立病院機構 関門医療センター 管理課 庶務係長 |
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住所 |
752-8510 |
アクセス | kanmonkangoshi@kanmon-mc2.hosp.go.jp |