- 所在地:広島県
- 病床数:263床
- 看護師数:190名
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教育・研修
『寺岡記念病院』の教育・研修の最大の特徴は半年間のスーパーローテーション。配属前に全6病棟の実務を経験できるので、現場理解を深めた上で理想の働き方・看護師像が明確になります。
スーパーローテーションで急性期医療のやりがいを体感
私が当院を選んだのは、オンライン見学で感じた院内の雰囲気の良さと、入職後の教育・研修環境の充実ぶりに魅力を感じたからです。中でも正式な配属前に全6病棟を経験できるスーパーローテーションは、感染症拡大の影響で十分な看護実習の機会を得られなかった私にとって、各病棟での看護の違いを体験できる貴重な機会になると感じました。実際、入職前は「一人ひとりの患者さんとじっくり向き合える」ため慢性期病棟を希望していましたが、半年間のスーパーローテーションを経て考えが一転。急性期病棟における多職種・看護師間の連携や、実習中には体験できなかった専門性の高い知識や技術に触れたため、「ここでしか体験できない看護がある」と、急性期一般病棟への配属を志願しました。
当初は、「急性期は常に慌ただしく、困ったことがあっても相談しづらそう」「周りについていけないのでは」と不安もありました。しかし当院では、スーパーローテーション後もプリセプターの先輩が1年間マンツーマンできめ細やかに指導・サポートしてくれるので、経験が浅くても一人で戸惑うことはありません。配属直後は言われた通りに動くので精いっぱいだった私も、最近はその場の状況から次にすべきことを予測できるようになってきました。重篤な状態で入院された患者さまが自分で食事を摂れるようになったり、リハビリを介して動けるようになったりと、日に日に元気を取り戻される姿を確認できるのは、急性期病棟ならでは。回復期への移行や退院まで見届けられたときは微力ながらも自分の看護が患者さまの回復につながっている実感が湧き、仕事へのやりがいや誇りを感じています。
そんな私は、慌ただしい日々の業務の中でも患者さまと触れ合う時間を大切にし、どんな些細なケア業務もおざなりにしない姿勢を大切にしています。今後もプリセプターをはじめ周囲の先輩方の助けを借り、また、毎月1度の新人研修やe-ラーニングを活用しながら実務スキルを磨き、各疾患への専門知識への理解を深めていきたいと思っています。
<急性期一般病棟勤務 谷口幸音(2022年入職)>
全病棟をカバーするスーパーローテーションは将来のキャリアの指針を与えてくれます。
多彩な学びの機会と抜群のチームワークが成長を後押し
知識量より大切なのは、責任感。「分からないことは聞く・調べる」を徹底しましょう。
スーパーローテーション中は特定の部門に属さない研修生的な立場だったため、やや控えめな印象だった谷口さん。しかし10月に急性期一般病棟に配属されて以降は着々と存在感を発揮しはじめ、特に最近の処置の手際の良さには目を見張るものがあります。もちろん1年目の今はまだ一人で判断できないこともありますが、その中でも「次は何を準備しておきましょうか」「この処置で大丈夫ですか」と逐一報告・連絡・相談してくれるので、安心して任せられます。そんな谷口さんのプリセプター役を務める私も、入職3年目でまだまだ勉強中の身。病棟業務はひと通りカバーできるようになってきましたが、各疾患の専門知識となると決して十分とは言えません。そのため指導に当たる際には、新人時代の学びを改めて振り返り、それでも不安な場合は先輩に相談しています。何事も積極的に取り組もうとする谷口さんのおかげで私自身が学び直す機会にもなり、成長意欲もますます高まっています。
当院には、スーパーローテーションやプリセプター制度のほかにもさまざまな教育・研修制度が整えられていますが、配属病棟を横断して取り組む委員会活動もそのひとつ。委員会活動とは、テーマ別にチームを編成して定期的に意見交換や勉強会を行い、その成果を各病棟現場に落とし込む取り組みです。私は現在褥瘡委員会に参画し、乾燥しがちな患者さんに対する保湿ケアの頻度を上げたり、エアマットなど新たな除圧ツールを導入しながら、褥瘡発生率の低減に取り組んでいます。
深くかつ幅広く継続的に学び続けられる環境が整う当院は、新人職員にとっても、2年目以降の若手・中堅看護師にとっても、格好の学びと成長の場です。ことチームナーシング導入以降の急性期病棟では、多職種・看護師間のチームワークも急速に高まり、以前にも増して患者さま一人ひとりに寄り添う看護を実現しています。この恵まれた環境を存分に生かしながら、日々着実に学びを深め、自分らしく理想の看護師像を追究し続けていきたいです。
<急性期一般病棟 日野奈津美(2020年入職)>
使命とやりがいを共有する仲間を一人でも多く育てたい
『寺岡記念病院』看護部の使命は、「人を尊重し、心のこもった看護」を通した「人々の生活に寄り添う医療」の実現です。そして、その思いを共有できる仲間をひとりでも多く増やすことが、実習指導者・臨床指導者を担う私の役割です。
長年看護師として現場に立ち続けてきた私が本格的に指導業務に取り組みはじめたのは約10年前。職歴を重ねれば誰にも部下・後輩を指導する機会が訪れますが、私にとってそれは単なる“職責”を超えて、未来の看護を育てる希望であり、臨床現場にも勝るとも劣らぬ大きなやりがいを得られる経験でした。次第に「さらに効果的な指導を追究したい」と向上心が駆り立てられ、入職5年目には自ら志願して実習指導者研修に参加。2カ月ほどの短期間でしたが、そこでの学びはとても濃密で、その後の私の指導スタイルにも大きな指針を与えてくれるものとなりました。それまで自分自身の経験だけを頼りに指導に当たってきた私は、知識・スキルを正確かつ丁寧に伝えることに終始していましたが、研修参加を通じて「教わる側」の思いをくみ取る大切さを痛感。以来、指導の現場では双方向のコミュニケーションを重視し、一人ひとりの思いに寄り添いながら指導に当たるよう心がけています。
中でも私がめざすのは、看護学生には、教科書では学べない看護の現場のリアルをしっかり伝えること。入職間もない新人・若手の看護師には、自分たちの看護で患者さまの回復を支えるやりがい、喜びを実感してもらうこと。特に急性期病棟では、患者さまの容体がいつ急変するかも分からない緊張感のもとで、常に正確で高度な医療・看護を提供しなければならず、看護師たちの負担は決して軽くありません。だからこそ病棟には「スタッフ一丸となって患者さんを助けよう」という連帯感があり、かけがえのない命を守る医療人としての誇りを心から実感できます。そんな熱い空気に満ちた現場で若き看護師たちがその未来を大きく広げ続けられるよう、これからもその成長を全力で支えていきたいと思っています。
<急性期一般病棟 藤原真紀(2007年入職)>
研修プログラムではコメディカルスタッフにも協力を仰ぎ、幅広い知見を培っています。
地域の日常に寄り添い二次救急指定病院の使命を果たす
当院は周辺高齢化率が3割を超える広島県福山・府中市域の二次救急指定病院です。中山間地域の中核医療機関として救急・急性期医療を提供する一方、「地域住民の日常に寄り添う医療」を追究。今後も研修・教育体制をブラッシュアップしながら、社会の変化に適応し、機会をとらえ、挑戦する「Change(変化)、Chance(機会)、Challenge(挑戦)」の姿勢で、地域と時代のニーズに則したケアミックス病院機能の充実を図っていきます。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 社会医療法人社団 陽正会 寺岡記念病院 TEL:0847-52-3140(担当:総務課) |
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住所 |
729-3103 |
アクセス | 広島県福山市新市町新市37番地 |
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