寺元記念病院

当院の看護部は「よりそう看護」を提供するという理念のもと、看護師という専門職に求められる知識と技術の習得に加え、患者様を大切に思う気持ちを育める環境。新人看護師の個別性を重視した教育体制を設けています。新人教育は年間のカリキュラムが決まっており、「集合研修」では講義のみならず、シリンジポンプや薬などの扱い方も技術指導で丁寧にレクチャー。また、「プリセプターシップ」でも厚生労働省のガイドラインに基づいたチェックリストを使用して仕事を覚えていきます。しかし、全員が同じ速度でカリキュラム通りに成長しなくてはならない、というわけではありません。各病棟に配属されている教育委員やプリセプター、師長がサポートするので安心してください。そして、無理なく学べるからこそ気持ちにもゆとりができ、患者様によりそった想いやりのある看護を提供することができます。2年目以降も看護師のクリニカルラダーに沿って自分が設定した目標を達成するために、年3回の面談を通して相談できる機会を設けています。

私は現在、外来と手術室の師長を務めています。以前働いていた病院でも手術室とICUで幅広い経験を積んできましたが、キャリアアップを考えて当院へ転職。私が長く携わる手術室看護では、予測する力や判断する力が求められます。経験が長くても、手術前にしっかり勉強をしてからカンファレンスに参加し、自分が想定した通りに手術が進行すると達成感を得られます。

当院では、結婚して子どもを授かってからも働いている看護師が多くいます。誰もが結婚休暇と育児休暇を取得することができ、必要に応じて育児休暇の期間も相談可能。基本的には定時に帰れるように所属部署全員で協力する雰囲気があるので、家族との時間も大事にすることができます。ライフスタイルに合わせた学習をサポートし、一人ひとりの目標に沿ったスキルアップできる機会を提供しているため、自分が想い描く働き方や看護師像に近づけますよ。ぜひ当院で一緒に成長していきましょう！
■家永大樹さん　外来/手術室/師長　2016年入職

師長として部署のメンバーをリードする家永さんは、後輩たちが頼りにしている存在だ。

小学生の頃に入院したことがきっかけで、看護師に憧れを持つようになりました。看護の学校を卒業後、河内長野市にある地域に密着した当院へ入職をしました。入職後は新入職員の「集合研修」からスタート。座学で講義を受けたり、急変時の対応や採血のシミュレーターを使用して技術指導を受けたり、知識と技術を学べる研修内容だったので、とても勉強になりました。「プリセプターシップ」もあり、新人看護師一人に先輩看護師が一人ついて1年間しっかりと指導をしていただき、分からないことがある時や困った時に、すぐ相談することができて安心して働くことができます。厚生労働省のガイドラインに基づいたチェックリストを使用して仕事を覚えていくので、自身の習熟度も分かり、達成感が大きいですね。入職1年目は3カ月に1回の「集合研修」と、現場での「プリセプターシップ」でしっかりと学ぶことができます。2年目も心臓マッサージや気管挿管の介助などを習得できる定期的な研修が実施されているため、必要な知識と技術を身に付けることができます。

私は現在、循環器・脳外科病棟で従事しています。配属になった当初は、循環器や脳外科は難しそうというイメージを持っており苦手意識がありましたが、一つひとつ丁寧に確認することを大切に、心電図モニターを装着している重症な患者様は頻繁に症状を確認しながら、何か変化がある場合はすぐに気付いて対応できるように心がけています。まだ分からないことが多く、未熟な部分もありますが、患者様の症状と疾患が結び付き、理解することができた瞬間は自分の成長を実感。病室単位で複数の看護師が複数の患者様を担当することができるので、チームで協力しながら仕事を進めることができます。辛い想いをされている患者様が、自分と関わることで少しでも楽になってくれたら嬉しいですね。

当院の看護師は年齢層が幅広いため、さまざまな視点からの意見を聞くことができるので、勉強になりますし、人間関係が良いのでとても働きやすい環境です。積極的に学びながらできることを増やしていき、後輩から頼りにされる先輩看護師になりたいです。

■寺山花奈さん　循環器・脳外科病棟/一般　2023年入職

一つひとつの作業を丁寧に取り組む寺山さん。慎重な姿勢が安全と安心に繋がる。

私は、両親が介護や医療関係の仕事に携わっていた影響で、自分も看護師を目指すようになりました。学生時代の先輩が当院の外科・整形外科病棟で働いており、「病棟全体が新人育成に関わってくれる」という話を聞いて興味を持ったのがきっかけで、入職を決めました。入職以来、外科・整形外科病棟で従事。入退院や手術も多い病棟ですが、一時的に具合が悪くなった患者様が元気になって退院していく姿を見ると、自分のことのように嬉しくなりますね。また、3年目からはプリセプターも任されており、人に教えるということの大変さを実感する反面、喜びを感じることもあります。もし新人看護師が判断を間違えてしまった場合、頭ごなしに叱るのではなく、「なぜそうなったのか？」という経過を一緒にたどり、原因究明することを忘れません。素直に報告できる関係性や、話しかけやすい雰囲気づくりを心がけています。今までの経験が積み重なり、新人看護師が自分でアセスメントできるようになったり、自ら考えて相談できるようになったりと、後輩の成長が大きなやりがいに繋がりますね。

私は2021年に結婚休暇、2022年に3カ月の育児休暇、2023年に7カ月の育児休暇を取得しました。育児休暇は1年（保育園の事情によっては1年以上）取得することができ、復帰後に時短勤務を相談することも可能です。また、子どもの急病などで休みが必要な場合も、快く相談に乗ってくれるため、家庭と仕事を大切にしながら長く働くことができます。日勤でも夜勤でも「みんなで協力して時間内に仕事を終わらせて、定時に帰ろう！」というスタンスが根付いているので、スケジュール管理も上手くなり、ワークライフバランスも充実しています。

当院では、看護師クリニカルラダーに沿った継続教育を取り入れており、ステップ1（新人）からステップ5（チームリーダー）まで、一人ひとりのレベルに応じて目標を設定し、その達成に向けてサポートをしてくれます。私は2024年で入職5年目を迎えましたが、今後はリーダー研修などにも参加する予定。プライベートも看護師としてのキャリアも大事にできる環境が整っているのが、魅力の一つです。

■竹下 魁さん　外科・整形外科病棟/一般　2020年入職

患者様やメンバーと積極的に関わり、相手の気持ちを大切にしている竹下さん。