- 所在地:新潟県
- 病床数:134床
- 看護師数:117名
市民の安心と笑顔をハートフルケアで支えます
看護師のキャリア研究
患者さんにいちばん近い存在としてチーム医療の中で調整役を果たす「魚沼市立小出病院」の看護師たち。同院に入職した理由、入職後の研修とキャリアについて紹介します。
ペアを組んで同じ看護業務を行うPNS制度は安心!
魚沼市出身の私にとって、当院は一番身近な場所でした。生まれた病院でもあり、小さい頃からお世話になった病院です。高校生の時には「皆で学ぶ」がテーマの「地域医療魚沼学校」の一環で、現院長による講義にも参加。それらの経験から当院への入職はごく自然の流れでしたが、最終的な決め手となったのは看護部の理念「わたしたちは“地域魚沼”を“まるごと看護”します」です。これは地域に根ざした当院ならではの取り組みで、病気の人もそうでない人も地域のすべての人々に寄り添うもの。外来通院が難しい患者さんに対する「訪問診療」もその一つ。ほかにも在宅介護を一時入院に切り替え、家族の介護疲れを癒すサービス「レスパイト(介護小休止)入院」も特徴的です。多職種が連携して、地域での暮らしをよりよくする活動に惹かれました。
入職後はPNS(パートナーシップ・ナーシングシステム)により、先輩看護師とペアを組んで同じ看護業務にあたります。1年目は思い通りにいかず落ち込むこともありますが、ペアを組む同じ病棟の先輩が心の支えになってくれます。ほかにも自分では気付かないことを指摘してくれたり、次の目標を一緒に立ててくれたりと、欠かせない存在です。先輩は40代と年は離れていますが、性格が似ていることもあり、思っていることをなんでも話せる仲。最近は「周りをよく見て行動できるようになったね」と褒めてもらったのが、仕事のモチベーションです。
働きはじめると目の前のケアで精一杯になり、何ができて何ができないのか分からなくなる時があります。当院では勤務時間内に参加できる看護技術研修で、分野ごとに座学と実技を繰り返すことで着実に技術を習得できる環境が整っています。現在は療養病棟である4病棟に所属し、患者さんとその家族と向き合う時間を大切にしながら看護を実践。4病棟には1つの分野を極めた先輩看護師がいることもあり、私も認定看護師や緩和ケアなどの認定看護師の資格取得をめざしています。今後も慢性期医療の知識を深め、患者さん一人ひとりに寄り添ったケアを実現したいと思います。
(S.H/看護部4病棟/2024年入職)
3交代と2交代が選べるので、ライフステージが変わっても長く働き続けられます!
多方面から新人看護師を見守り育ててくれる環境です。
看護師同士のコミュニケーションが活発で、急性期病棟ですがピリピリしていません。
企業研究では、大学進学時に利用した新潟県の奨学金が返還免除となる病院をリサーチ。その中で当院を見つけ、インターンシップに参加しました。インターンシップでは、人とすれ違うたびにあいさつするアットホームな雰囲気を実感。地元を離れ埼玉に進学していた私にとって、慣れ親しんだ方言がとてもあたたかく心に染みました。その後、他院の見学会にも参加しましたが、もっともワークライフバランスが実現できる環境が整っていたのが当院です。残業はほとんどなく、有給休暇のほかにリフレッシュ休暇が5日間あり長期休暇が取得できるなど、充実した福利厚生に惹かれました。支度手当として引っ越し金の補助があるのも、Uターンで戻ってきた私にとっては魅力でした。
当院にはフレッシュパートナーというサポート制度があり、新人看護師1名に対して先輩看護師1名が専任で指導にあたります。私のパートナーは入職4年目と年も近く、なにか困ったことや分からないことがあれば真っ先に相談。常にそばで見守ってくれるため、安心してケアに取り組めています。病棟では現場教育(OJT)を通して、注射や採血などの看護技術を「見学→指導→見守り→実践」と段階的に習得。同時に集合教育(Off-JT)に参加して、急変時の対応や輸血用血液製剤の取り扱いなど専門性を高めています。集合教育は同期と情報交換するいい機会にもなっています。ほかにも、いつでも気軽に予習・復習ができるe-ラーニングなど、教育体制が充実しています。
私が所属するのは急性期病棟のため、入退院が激しい病棟です。看護師2人が同じ業務を担当するPNSは、安全で質の高い看護の提供を支えているだけでなく、わたしたち新人看護師にとっては分からないことをすぐに聞ける環境を支えてくれています。患者さんの本当の思いを汲み取るのに苦労もしますが「ありがとう」と元気に退院する姿を見ると本当にうれしいです。直近の目標は、さらに経験を積みケアの優先順位を付ける実力を養うこと。ゆくゆくは訪問看護に関わり、地域医療に貢献したいと思います。
(Y.T/看護部3病棟/2024年入職)
悩みを共有できるから再び前を向いて1歩踏み出せる。
地元の神奈川県で介護の仕事に就いていましたが、結婚を機に新潟県へ移住することに。その際、介護の知識を生かして新しいことに挑戦したいと思い、看護学校への入学を決心しました。もう一度学び直す道へ背中を押してくれたのは、慣れない土地で苦労する私に親切にしてくれた地域の方々。介護と看護の知識を深めて、恩返しがしたいと思ったのです。学生時代、実習先として当院にお世話になったのですが、会話が飛び交うアットホームな病棟がとても印象的。さらに先輩看護師は学生の私にもまめに声をかけてくれ、分からないことは丁寧に指導してくれました。「ここであればやっていける!」そう感じて、当院一本に絞り込み、無事に内定をいただくことができました。
現在は2病棟に所属し、急性期を乗り越え在宅(もしくは施設)復帰をめざす患者さんの支援を行なっています。はじめてのことだらけで不安に感じる私を支えてくれたのは、勤務時間内に参加できる看護技術研修です。夜勤で患者さんの急変に遭遇した際、経験の浅い私は対応に焦ってしまい頭の中は真っ白に。その後も「ああすればよかった」「こうすればよかった」と思い悩む中、夜間急変対応がテーマの看護技術研修に参加。対応の仕方を学ぶだけでなく、経験を共有する時間のおかげで心が少し軽くなりました。ほかにも魚沼地域の12病院から同期看護師が集まる「魚沼圏域内で人事交流」でも、悩みや困りごとを共有することができます。「私だけじゃない」と思えるだけで、安心して前に進めるような気がしています。
病棟では患者さんの話をよく聞くことで、少しでも不安やストレスを軽減できたらと思っています。思いを吐き出してもらうことで「スッキリしました。ありがとう」と言っていただけることも。退院された患者さんを地域で見かけることが、仕事のモチベーションになっています。今後も先輩からたくさんのことを吸収しながら、看護の基本技術を高めていきたいですね。そして近い将来、訪問看護を通してより地域に密着したケアを実践したいと思います。
(S.T/看護部2病棟/2024年入職)
2人の看護師が対等なパートナーとして補完し合うPNSのおかげで、残業もありません
学生の皆さんへメッセージ
小出病院は、新潟県魚沼市の地域医療の中核を担っています。入職後は一人ひとりに寄り添った教育体制で、主体性と自立性を兼ね備えた看護師としての成長をきめ細かにサポート。集合教育(Off-JT)や現場教育(OJT)のほか、教育委員や看護部長による面談を定期的に実施するのも特徴です。振り返りと課題の発見、目標の再設定を繰り返すことで、理想のキャリア形成を実現しています。「地域医療を支えたい」「チーム医療を学びたい」という方には、最適な環境です。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 一般財団法人魚沼市医療公社 魚沼市立小出病院 採用担当:庶務係 桜井 Tel 025-792-2111(代表) Fax 025-793-7349 e-mail: koidehp@uonuma-medical.jp |
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住所 |
946-0001 |
アクセス | <魚沼市立小出病院へのアクセス> 関越自動車道が横断しており、魚沼IC、堀之内ICが設置されています。近くに上越新幹線浦佐駅もあり、首都圏、県内主要都市間での交通は便利です。 ■自動車 東京⇔魚沼IC (関越自動車道利用)…約3時間 新潟⇔魚沼IC (関越自動車道利用)…約1時間30分 新潟⇔堀之内IC(関越自動車道利用)…約1時間15分 ■JR 東京⇔浦佐駅 (上越新幹線利用)…約1時間30分 新潟⇔浦佐駅 (上越新幹線利用)…約40分 ■飛行機 札幌⇔新潟…約1時間10分 名古屋⇔新潟…約50分 伊丹⇔新潟…約1時間05分 福岡⇔新潟…約1時間30分 <魚沼市医療公社へのアクセス> JRの場合 上越新幹線利用の場合 浦佐駅からタクシーで約20分 上越線利用の場合 小出駅からタクシーで約8分 自動車の場合 魚沼ICから約8分 堀之内インターから約15分 |
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