- 所在地:千葉県
- 病床数:989床
- 看護師数:990名
「すべては患者さんのために」を理念に掲げ、医学的にも経済的にも社会的にも適正な模範的医療を提供する自治体立最大規模の地域中核病院です
合説出展情報 :
教育・研修
5段階の「クリニカルラダー」を導入するなど、人材育成に力を入れている総合病院国保旭中央病院。新人看護師の渡邊さんと指導者の花田さんに、教育制度について聞きました。
手厚い教育制度とペア制のもと、安心して勤務
「総合病院国保旭中央病院」は、私の地元の近くにある病院です。妹が生まれた病院であり、家族が入院したこともあるなど、身近な存在でした。急性期病院で高度医療に携わりながらスキルを磨ける点も、入職を決めた理由です。
最初の3カ月間は、週3回ペースで新人研修に参加しました。バイタルチェックや採血、点滴など、基本的なスキルを習得。入職4カ月目以降も、月3~4回のペースで新たな知識やスキルを学んでいます。当院では、年間40回もの座学+実務に即した実技研修がおこなわれており、少人数のグループ制のため質問もしやすいですね。そのほか、模型やさまざまなシミュレータを備えた独自の教育施設「スキルセンター」があることも特徴です。実際の病室を再現したスペースで、実践に近い環境で学ぶことができます。
指導者の先輩が2人いる点も、心強いですね。最初は先輩の後ろについて、仕事の流れや進め方を学んでいきました。感動したのは、私の質問にすぐ答えてくれただけでなく、後に回答をまとめたメモを渡してくれたこと。SNSで質問した際も丁寧に長文で返事をくれるので、それらを見返すことで知識を定着させることができて助かっています。
7階東病棟に所属する私は、整形外科や心臓外科の患者さんを担当しているのですが、最初は業務量の多さに驚きました。急きょ入院の予定が決まると受け入れ準備で手いっぱいになってしまい、通常業務がまわらなくなるなど、業務の時間配分が難しかったです。入職10カ月目を迎えた今では仕事にも慣れ、優先順位をつけながらスムーズに業務をこなせるようになりました。
手厚い教育制度が整っているだけでなく、ペア制の看護体制も新人にとっては心強いです。「これやった?」「一緒にやろうか?」などと、ペアの先輩が常に気にかけてくれる環境。また、1人で責任をすべて負わなくてもいいので、メンタル的にも救われています。当院でなら、新人でも安心してステップアップでき、着実に成長できると感じています。
〈7階東病棟/渡邊 真子さん/2024年入職〉
女性と男性、複数の指導者の指導を受けながら、一歩ずつ成長している渡邊さん。
教えることを通して、自分自身も多くの学びを得られる
入職3年目の今は、新人指導を任されている花田さん。着実に活躍の場を広げている。
5段階の「クリニカルラダー」を設けている当院では、一歩ずつ着実にステップアップしていくことができます。入職1年目は、看護スキルの基礎をしっかり身につけました。入職2年目は、優先順位をつけて動くための考え方やノウハウを習得。例えば、複数の入院患者さんから同時に呼ばれた際に、どのような行動を取るべきかをシミュレーションする研修がありました。
入職3年目の今は、指導者として新人の渡邊さんの育成を担当し、教えることを通して自分自身も多くの学びを得ています。間違ったことを教えてはいけないので、知識があやふやな部分は先輩にしっかり確認したうえでレクチャー。また、思いもよらなかった視点から質問を受け、気づかされることがたくさんあります。指導者の経験は、自分の成長にとって大きなメリットになっていると言えるでしょう。
私が新人だったときの指導者は「大丈夫?」などと積極的に声をかけてくれる方でした。また、まわりの先輩たちも「いいよ!」「できてるよ!」などと褒めて伸ばしてくれる方々ばかり。不安しかなかった当時の私に、大きな自信をくれました。
渡邊さんと接する際は、新人時代に自分がしてもらってうれしかったことを、率先して行うよう心がけています。また、失敗をしてしまって落ち込んでいるときは、「失敗は悪いことではないんだよ」「そこから学べば大きなプラスになるので大丈夫」とフォロー。同時に、自分の新人時代の失敗談を話すことで、安心感を与えるようにしています。印象に残っているのは、渡邊さんから「花田先輩のような看護師になりたい」と言ってもらえたこと。自分がやってきたことは間違いではなかったんだ、とうれしい気持ちになりました。
患者さんと接するうえで、私が大切にしているのは接遇面です。今でも忘れられないのは、新人時代に先輩から教わったカーテンの閉め方の話。片手で勢いよく閉めるのではなく、両手でそっと閉めるだけでも、患者さんが受ける印象は違うと聞いてから、一つひとつの動作の細部にまで気を配るようになりました。こうした小さなことの積み重ねが、患者さんからの信頼獲得につながるのだと感じています。
〈7階東病棟/花田 茉里奈さん/2022年入職〉
一体感ある働きやすい職場!プライベートも充実
私たちの部署では、平日に毎日カンファレンスを実施しています。患者さんの情報を共有するほか、毎回さまざまなテーマで意見交換を行い、看護についてのいろいろな考え方を学んでいるところ。コミュニケーションが活発な職場なので、とても働きやすいと感じています。
また、最近受けた退院支援の研修には、リハビリ担当や薬剤師、社会福祉士が登壇。新人のうちから他職種の方々と接することができ、プラスαの知識を学べる点も魅力です。病院全体で新人の成長を応援する風土が根づいているため「心電図検定に挑戦してみようかな」など、いい意味で欲が出てきました。
私が目指しているのは“気づける看護師”になること。患者さんの想いや変化、困りごとなどをいち早く察知してアクションを起こせるようになりたいです。同時に、目の前のことだけでなく、まわりを見ながら自分にできることを行動に移せるようになることも目標のひとつ。スキルを磨いて経験値を高め、憧れている指導者の花田さんに少しでも近づきたいと思っています。
〈渡邊 真子さん〉
当院の魅力は、仕事とプライベートの両立がしやすいことです。完全週休2日制で、残業は月平均5~7時間ほど。また、有給休暇の取得日数は平均13日もあるので、自分の時間を大切にできる環境です。私は3歳から20歳までバレエを習っていたのですが、最近再開し、病院近くのスタジオに通っています。先日は、舞台にも出演したんですよ。
手厚い福利厚生が整っているのも、大きなポイント。特に、名古屋出身の私にとって、看護師宿舎があるのはとても助かっています。そのほか、当院はライフステージが変化しても安心して仕事を続けられる環境。産休・育休を取得して子育てをしながら活躍している先輩も多く、ロールモデルが身近にたくさんいることは、自分の将来を考えるうえで心強いです。
今後の目標は“よりよい看護”を実践すること。具体的には、患者さんの病状のことだけでなく、メンタルのことから退院後のこと、ご家族のことまでを考えたうえで、ベストな看護サービスを提供できるようになりたいです。
〈花田 茉里奈さん〉
若手が多数活躍中。看護師同士の距離が近く、コミュニケーションが取りやすい。
看護学生の皆さんへメッセージ
当院では、安心して長く働ける環境づくりに注力しています。年間40ほどの研修プログラムを整えており、5段階の「クリニカルラダー」に則ったカリキュラムのほか、自主的に学びたいことを学べる院内研修も用意。特定認定看護師・認定看護師など、キャリアアップにつながる資格の取得もサポートしています。ワークライフバランスも抜群で、産休・育休制度や育児短時間正職員制度も整備。院内保育園や病児保育室も完備し、仕事と子育ての両立を全力でバックアップしています。働きやすさが自慢の当院にぜひ注目して欲しいですね。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 地方独立行政法人 総合病院国保旭中央病院 看護管理室 採用担当 0120-314-043(平日8:30~17:15) |
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住所 |
289-2511 |
アクセス | JR総武本線旭駅より徒歩15分(病院専用バス17往復運行) 〈交通手段〉 JR:東京駅より総武本線特急しおさい八日市場周り銚子行き 高速バス:バスターミナル東京八重洲より 東京~銚子(横芝光・旭ルートまたは大栄・旭ルート) 「旭中央病院東」下車 |