- 所在地:大阪府
One Nurse, One Human. わたしは看護師。わたしは人間。
オンライン説明会(2025年3月、2026年3月卒業生対象)、病院見学会(2025年3月卒業生対象)(2023/12/01更新)
オンライン説明会を実施します。
開催日時、申込方法はエントリー後に「説明会・見学会申込」ページをご確認ください。
皆様のご参加をお待ちしています!
病院見学会も実施します。
こちらの開催日時、申込方法は当院のHPをご覧ください。
よろしくお願いします!
https://www.med.kindai.ac.jp/syokuin/recruit/internship.html
教育・研修
働く人を幸せにする病院でありたいという思いのもと、教育や環境の充実を図る近畿大学病院。今回は同院の教育研修体制を中心に、仕事の内容や職場の環境について3名の先輩に聞きました。
ペアの先輩に報告・連絡・相談をしながら業務を進める
私が勤務するのは、耳鼻咽喉科と消化器内科、放射線科の混合病棟である70病棟。耳鼻咽喉科の患者さまは、失声や難聴、外的な変貌を認め、言葉による意思表示が難しくなるなど、病気が日常の生活に影響を及ぼすこともよくあります。ですから、コミュニケーション方法を工夫して、患者さまの思いやニーズをできるだけ汲み取りながら看護を行うようにしています。また、障害を残して転院・退院する患者さまには、その先を見据えた看護を行うことが重要であり、身体的・精神的なサポートも必要です。私たち看護師は、保清などで直接関わる機会が多いので、その際には患者さまの思いや不安にしっかりと耳を傾け、病棟の先輩や退院支援看護師とも情報を共有しながら連携し、安心して治療を受けてもらえるような関わりを大切にしています。
1年目の今はまだまだスムーズに動けず、業務に追われてしまう日もあるのですが、そんなときはペアの先輩に相談し、アドバイスや業務調整をお願いしています。自分のキャパシティを超えていっぱいいっぱいになってしまうと、ミスをしてしまうことにもつながります。ミスの内容によっては患者さまの命にも関わるので、そうしたことが起こらないよう自分ができることは何かと常に考えながら行動することを意識し、ペアの先輩に適宜報告・連絡・相談しながら業務を進めるようにしています。そうすることで少しづつですが、患者さま一人ひとりと向き合える時間が増え、その人の思いやニーズに合った看護を考えられるようになったと思います。
PNSをはじめ、知識・技術を高める病棟内での研修も充実していますし、同期との絆を深めるリフレッシュ研修なども定期的に行われています。技術的にも精神的にもしっかりフォローしてもらえる環境なので、安心して働くことができています。
(Yさん/70病棟/2021年入職・新卒)
私の場合夜勤は1月開始。夜勤でしか学べないこともあるので、引き続き努力します。
アフターケアやメンタルケアにも注力した指導を展開
私が所属する70病棟は、耳鼻咽喉科や消化器内科など複数の診療科からなり、学ぶ分野がとても広い病棟です。特に耳鼻咽喉科では、喉頭摘出術や舌摘出術など大きな手術が多く、入院から退院後の生活まで、一人の患者さまと長く関わることになります。学ぶべきことも多く、新人看護師には大変な職場ですが、70病棟では現在、4名の新人看護師の指導を、4名の実地指導者と1名の教育担当者が担当し、私は実地指導者をしています。
実地指導者の役割は、PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)でペアを組む新人看護師と日々の業務を行いながら、患者さまとの関わり方を教え、看護技術習得に向けたさまざまな指導を進めること。当院には、バイタルサインの測定技術や採血、注射、呼吸管理まで、看護師が習得しなければならない技術をまとめた技術チェックリストがあります。それを効率的かつ着実に進められるよう新人看護師と一緒に計画を立て、それぞれの成長段階に合わせた無理のないサポートを行うことを大切にしています。また、業務の後には必ず振り返りを行い、課題を見つけて改善や成長につなげるようにしています。
私自身にも経験がありますが、1年目のときは誰でも不安を感じるもの。ですから、ただ指導をするのではなく、アフターケアやメンタルケアを行うことも意識しています。先輩の中でも一番身近な存在になれるようプライベートの話をしたり、社会情勢を見ながらにはなりますが、食事に行く機会なども作るようにしています。
私は今4年目ですが、まだまだわからないことも多く、後輩に質問をされてすぐに答えられないこともあります。教えることを通して自分も学び、後輩と共に成長していきたいと思っています。(Nさん/70病棟/2018年入職・新卒)
実地指導者以外の先輩とペアを組む日もあり、多くの先輩から幅広く学べる環境です。
実習不足を補う手厚い教育体制で、着実な成長を後押し
70病棟でグループリーダーと教育担当者の役割を担っており、病棟全体の教育と新人看護師・実地指導者の指導を担当しています。実地指導者には、指導開始前に必ずオリエンテーションを行い、新人看護師に関わる上での注意事項や指導の方法を伝え、ディスカッション形式で事例検討をする機会も設けています。
2021年以降の新人看護師については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、学生時代の臨地実習が短縮や中止になっていることが多いため、当院では2021年から指導のスピードを緩め、ゆっくり着実に学べる教育体制に変更しています。夜勤についても、従来は6月頃にスタートしていたところを、1月に変更。まずは日勤で病棟の業務や患者さまとの関わりに慣れてから、夜勤に入る体制にしています。もちろん、その場合でも最初はリーダークラスの先輩の後ろについて業務を学ぶシャドーイングからスタートしますし、必要以上に不安に思うことはありません。
また、70病棟では、院内の継続教育室が行う新人研修とは別に、その内容を病棟の業務に合わせて再度学習する研修を独自に実施しています。求められる知識や技術は病棟によって異なるので、他の病棟でもそれぞれ必要な研修を実施しています。その他、新人看護師の体調に変わりがないか、ストレスを溜め込んでいないか、目配りすることも教育担当者の重要な業務になります。実地指導者がより心理的な距離が近いと思うので、実地指導者の力もかりながら、心身のフォローも忘れないようにしています。
私が教育を考える上で大切にしていることは、自分たちが教わったときと今では時代が違うことを認識し、今の時代に合わせた指導方法を取り入れること。教育担当者になる前には必ず院内の臨床実習指導者研修に参加し、私たち自身も「教えることを学ぶ」ことを強く意識しています。(Mさん/70病棟/2019年入職・既卒)
わからないことや不安なことを、素直に伝えられる環境づくりを大切にしています。
学生の皆さんへのメッセージ
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、臨地実習を十分に行えていない中での就職は不安でいっぱいだと思います。私たちはそうした気持ちを受け取り、皆さんが早く臨床に慣れることができるよう「部署全体、チーム全体で育てる」という認識を全員で共有し、教育体制についても随時見直しを行いながら手厚くサポートしていますので、安心して入職してください。また、当院は数年後、泉ヶ丘(堺市南区)に新築移転する予定です。医療と街が一体となった住民が安心して過ごせる新しい街で、幸せな看護師人生を共に歩んでいきましょう。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 学校法人近畿大学 近畿大学病院 近畿大学医学部・病院運営本部 人事グループ職員課 採用担当 電話:072-366-0221 内線:3559 メールアドレス:syokuin-obo@itp.kindai.ac.jp |
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住所 |
589-8511 |
アクセス | ○近畿大学病院 〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2 南海高野線「金剛」駅下車後、 南海コミュニティバス4番「狭山ニュータウン・泉ヶ丘」行きにて 「近畿大学病院前」下車すぐ もしくは、 泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅下車後、 南海コミュニティバス1番「狭山ニュータウン・金剛」行きにて 「近畿大学病院前」下車すぐ 〇近畿大学奈良病院 〒630-0293 奈良県生駒市乙田町1248-1 近鉄生駒線「東山」駅下車後、 エヌシーバス経営路線(平群住宅線)「近畿大学奈良病院」行きにて 「近畿大学奈良病院」下車すぐ(約20分) もしくは、 徒歩10分 |
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