鹿児島大学病院

先輩情報

• 部署の紹介をお願いします。
• 大学病院を選んだ理由を教えてください。
• 仕事をするにあたって心掛けていることは何ですか？
• 印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことなど教えてください。
• 学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。

部署の紹介をお願いします。

眼科・皮膚科・脳神経外科の混合病棟です。周術期の看護をはじめ、眼科での点眼指導や皮膚科での軟膏処置、創処置、脳神経外科では麻痺や意識障害のある患者様のケアなど、多岐にわたる看護が実践できる部署です。眼が見えづらい患者様の看護に生かすためのロービジョン体験や、今後ますます増えるであろう高齢者体験等を通して日々の看護に生かせるよう学習会も多く行われています。私のようなママさん看護師も多く、協力し合って安心して働ける職場です。

大学病院を選んだ理由を教えてください。

社会人経験を経て、32歳から鹿児島大学病院で看護助手として2年間働きました。その間、間近で看護師の仕事を見てきました。忙しい日々の中でも、一生懸命患者様の看護にあたっている看護師をみて、看護の仕事にやりがいを感じ、看護師を志すことになりました。当時の師長さんや同部署の看護師さんに暖かく看護学校に送り出していただき、また戻って病院に貢献したいという想いが強く、また年齢にも不安はありましたが新しいことをたくさん学ぶための挑戦の気持ちもあり、大学病院を志望いたしました。

仕事をするにあたって心掛けていることは何ですか？

忙しい業務のなかでも、患者様のベッドサイドに足を運び、話しやすい雰囲気のもとでコミュニケーションを取ること・患者様の話を聴くことを心がけています。想いを引き出すことが想いに沿った看護を行うことにつながると考えています。幼時から高齢者まで入院患者様やご家族様は、少なからず不安や疑問がある方がほとんどだと思うので、一定の距離は保ちながらも、信頼関係を築き安心できる入院生活につなげられるよう1つ1つの関りやケアを丁寧に行うよう心がけています。

印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことなど教えてください。

脳外科の膠芽腫の患者様を受け持ったことがあります。再発後の治療中、急速なADL低下をきたした患者様と、ご家族は戸惑い、今後について悩まれていました。担当看護師として、患者様の「自宅に帰りたい」という想いに寄り添い、家族への介護指導や多職種との連携を経て退院への準備を進め、退院につなげられた時の患者様のほっとした表情、患者様や家族からの涙やお礼の言葉は「私にも患者様の人生の手助けになることができたんだ」と何にも代えがたい私の心の支えとなっています。

学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。

学生の間はとにかく覚えることも多く、大変だと思います。看護師になってからもそこは変わりませんが大学病院は研修も充実しており、PNS制度で先輩から色々なことを教わることもでき、焦ることなく学んでいけると思います。実際に患者さんと向き合い、看護観をもってケアを行えるこの仕事は、責任も伴いますがとてもやりがいがあります。一緒に学んで成長していきましょう(^^)/