- 所在地:神奈川県
- 病床数:208床
- 看護師数:180名
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Topics :
教育・研修
総合新川橋病院では新卒看護師一人ひとりの成長に合わせたキメ細かな教育を展開しています。教育担当である吉田看護副部長と2人の先輩から具体的な取り組みについて、話を聞いてみました。
長い目で見て新卒看護師が成長できるよう後押しします
「集合研修では動画を活用し、看護の標準化にも取り組んでいます」と吉田看護副部長。
総合新川橋病院は、病床200床の二次救急病院として、地域の患者さまの暮らしに密着した医療の提供を目指しています。中小規模な組織だけに、毎年入職する新卒看護師は15名程度。“少人数を大事に育てる”の考えのもと、一人ひとりの成長に合わせた柔軟な新人教育体制を整えています。
入職後は1カ月の集合研修を経て配属となりますが、いわゆるプリセプターは配置せず、OJTによるサポート体制を築き上げています。看護師として自立していくために、指導を担当するトレーナーを配置し、部署全体で多方面から新卒看護師をしっかりと支えています。
1年目には1~2カ月に1回のペースで同期が集まる集合研修を開催。それぞれの課題を全員で共有しながら、「悩んでいるのは自分だけではない」と実感を得ることを目的としています。教育担当の私にとっても、新卒看護師の状況をいち早く把握し、各部署にフィードバックしていくきかっけとなる貴重な場です。
その後は、日本看護協会によるクリニカルラダーに沿った看護の実践スキルを学ぶ研修を展開。当院独自のカリキュラムとしてブラッシュアップしており、現在はレベル1からレベル4に分けた教育を行っています。その中には患者さまの倫理や権利、チームでの協力体制、看護師自身による公私のバランスのコントロールといった多角的なメニューも網羅しています。
また、診療報酬改定の新しい動きに対応してトピックス研修も行っています。“身体拘束の最小化に向けた看護”といった最新のテーマや最新医療機器の使い方など、いち早く学ぶことができるほか、eラーニングを導入していますので、いつでも好きなときに学びを深めることが可能です。
当院が看護部理念として掲げるのは「患者さまの生命力の消耗を最小限にとどめ、生きる力を最大限に引き出す看護を提供します」「常に看護の質の向上を目指し、自律した専門職としての学びをつづけます」の2点です。日々の業務で忙しい中であっても、患者さま一人ひとりに合った看護を実践できているのか、一度立ち止まって考える。そして、患者さまのその後の生活まで視野を広げ、消耗を最小限にとどめる看護を実践する。そんな姿勢を貫いていけるように、これからも教育指導を進化させていく所存です。
<吉田 良子さん/教育担当看護副部長>
「看護研究」にも挑戦。先輩に支えられて一歩ずつ成長
入職以来、私は整形外科病棟で勤務しており、8年目を迎えた現在はチームリーダーとして10数名の看護師をまとめる立場となりました。年間目標を達成し、働きやすい環境を作り、より良い看護を実践するために、病棟内のコミュニケーションの中心に立つことが役割。最初は不安もありましたが、神奈川県内の看護協会での研修や院内のリーダーシップ研修なども受けられたおかげで、少しずつリーダーらしく仕事ができるようになっていきました。
振り返れば、新人時代から私は周囲のみなさんに手厚く支えてもらってきました。実は1年目の頃、うまくできないことが多くて悩みの多い毎日を過ごしていたのですが、指導担当の先輩だけではなく、部署全体で気にかけていただけたおかげで何とか乗り越えることができました。リーダーとなった今、当時の先輩から「本当に成長したね」とおっしゃっていただけたときは、頑張ってきてよかったなと嬉しさに包まれました。
おのずとキャリアアップしたいという気持ちも芽生えており、昨年の1年間、看護師が一つのテーマを追いかける「看護研究」に挑戦しました。学会で発表するような論文をまとめる人もいますが、私は看護環境の改善に向けたテーマを選択。整形外科の場合、患者さまは、さまざまな装具を用いて固定することが多いのですが、それによって発生してしまう皮膚トラブルの防止策を考えるために、患者さまの観察とデータ収集に努めました。結果として劇的な改善までは見当たらなかったものの、研究のために看護師たちと細かくコミュニケーションを図ったおかげで、トラブルが発生しないように気を付ける意識が強まったことが一番の収穫でした。
今年はOJT担当となり、整形外科で働くためのノウハウや技術、そして楽しさを後輩に伝えているところです。教える立場になって初めて、先輩たちも悩み、創意工夫を重ねながら、私に教えてくれていたのだと気づきました。温かな先輩たちに支えられてここまで育ってきたという思いを改めて胸に刻み、後輩たちをしっかりと導いていきたいと思っています。
<小岩 美咲さん/整形外科・脳神経外科病棟スタッフ/2017年入職>
小岩さんは、手術とリハビリを経て元気よく退院される姿に喜びを得ている。
委員会活動への参加を通して、自分に磨きをかける
アットホームな雰囲気の職場環境の中で、小幡さんは自分らしく働き続けている。
私は岩手県の出身。東日本大震災で被災したとき、避難先の体育館で看護師に助けられたことが心に残り、私も同じ道を歩みたいと看護師を目指して学び続けてきました。当院に入職してからは、脳神経外科病棟で勤務しています。新人時代、看護の最前線の忙しさに目が回るような思いをしましたが、先輩たちが細かく声をかけてくれたおかげで、実践の中で多くの物事を吸収することができました。
より深く学んでいこうと、院内学習会にも積極的に参加。脳神経外科にまつわる内容のみならず、がんや白内障といった疾患についても学習できましたし、複数事象が同時発生する「多重課題」に対応する研修も受けることができ、看護師として広い視野を養う貴重な時間となりました。
病院内を横断して、さまざまなテーマの解決に取り組む委員会活動にも参加しています。私はここ数年、褥瘡学習委員会に所属し、看護師のみならず、医師や薬剤師、栄養サポートチーム(NST)の栄養管理士が診療科を越えて集まり、褥瘡に関するさまざまな対策を打ち出しています。書類仕事も多く、日常業務と並行してこなすのは大変な面もありましたが、委員になったおかげで褥瘡に関する専門性が深められましたし、主体的に考える習慣も身に付きました。また、褥瘡学会に出席する機会にも恵まれ、ほかの病院で褥瘡対策の最前線にいる方の話を聞いたり、最新の商品情報を得られたり、実りある時間を過ごすことができました。
直近では、看護学生の実習に対応する「次世代看護師育成委員会」にも加わっています。実習のスケジュール調整や看護学生との窓口役を担っていますが、知らない病院での実習に学生が困ってしまうことがないように、できるだけ溶け込みやすい雰囲気作りを心がけています。さまざまな業務に関わるようになったとはいえ、私自身、まだまだ脳神経外科の看護師として足りないことも多く、勉強し続けなければと痛感させられています。直近では整形外科と病棟が一緒になることが決まっており、さらにアンテナを広げる必要性に迫られています。よりいっそう自分を磨くためにも、新しい知識を吸収していきたいと思います。
<小幡 彩夏さん/整形外科・脳神経外科病棟スタッフ/2019年入職>
誰もが安心して成長できる環境を整えています!
新卒看護師の場合、入職直後は学校での学びとのギャップに直面し、くじけてしまいそうになるかもしれません。だからこそ、私たちは看護師として歩んでいく上で最も大切な“最初の一歩”における成長をしっかりと支え、確かな土台を築き上げられる教育支援体制を整えてきました。中小規模の病院という特性をフル活用し、一人の新卒看護師に対して手厚くサポートしていく体制を整えています。指導にあたる先輩看護師も組織を挙げて支援しているので、遠慮せずに頼りながら大きく羽ばたいてほしいと思います。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 医療法人明徳会 総合新川橋病院 事務部・人事課 採用担当 山本(ヤマモト) TEL:044-222-2111(代表) Email:h.yamamoto@shinkawabashi.or.jp |
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住所 |
210-0013 |
アクセス | JR川崎駅・京急川崎駅より徒歩10分 |
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