- 所在地:大阪府
- 病床数:364床
- 看護師数:336名
病院見学会・インターンシップは毎週お受けしています。ご参加頂く方には、検温、マスクの着用と簡単な問診をしております。ぜひ体験してください。
助産師・看護師採用情報公開 ☆病院見学会・インターンシップ随時受付中☆(2025/03/03更新)
令和8年度 助産師・看護師採用についての情報を
病院ホームページにて公開しております。
https://www.hosp.ikeda.osaka.jp/career/
病院見学会・インターンシップも随時実施しております。
日程が合わない方は、日程(平日)のご要望にもお応えできます!
病院のホームページよりお申し込みください。
共に成長できる環境
市立池田病院では、指導者も新人と同じ目線に立ち、自ら考えることを重視した教育指導を展開。 新人、教育担当主任、教育担当師長それぞれに、そのリアルな実態を語っていただきました。
先輩のこまめな声かけが、大きな支え
命の誕生を支える仕事に携わる喜び。患者さまからの感謝の言葉が、大きな励みに。
市立池田病院は、学生時代の実習先でした。その際に感じたのは、看護師と患者さまの心の距離がとても近いことです。助産師が、妊産婦さまと笑顔で信頼関係を築いていく姿を目の当たりにして「ここで働いてみたい」という気持ちを強くしました。この仕事に興味を持ったきっかけは、中学生の頃の職場体験でした。赤ちゃんが誕生する瞬間に強い感銘を受け、その瞬間に立ち会う助産師という仕事に憧れるようになりました。
入職後、4月~5月に行われたローテーション研修では、さまざまな病棟における業務を経験させていただきました。病棟毎に異なる多種多様な疾患に関する知識、また、看護技術についても、先輩からしっかり教えていただくことができました。新人看護師は、とにかく分からないことがたくさんあります。こちらから話しかけられなくても、先輩方は折を見て声をかけてくださりました。困っている時、悩んでる時など、一つひとつ丁寧に私の話すことに耳をかたむけてくださったので、不安になることはありませんでした。さらに、月1回のペースで行われる面談でも、相談することができます。不安に思うこと、気がかりなことなど、その都度、解消しながら前に進むことができています。
看護の現場に出て、今感じているのは、実習と実務は違うということです。一つひとつの行為に、責任をともなうというプレッシャーがあります。患者さまはもちろん、他職種のスタッフ、先輩方と情報共有することで、一貫性のある対応ができるよう心がけています。そして、確認は慎重に行い、漏れることなくやり遂げるよう努めています。
入職して7カ月が過ぎようとしている段階ですが、忘れられない思い出がたくさんあります。その中でも、入院から退院まで受け持った患者さまから、涙を流しながら感謝のお言葉をいただいた時は、本当にこの仕事をしていて良かったと思いました。
当面の目標は、技術・知識を豊富に積み重ねていくことです。そして、妊娠期から産褥期までの全てに対応できる、立派な助産師になりたいですね。
学生の皆さんは勉強、実習に追われて大変だと思います。しかし、学校で学んだことは、実践の場でも必ず役立ちます。とにかく無理をせず、地道に勉強を続けていくことが大切ではないでしょうか。
(M.A/助産師/2024年入職)
対話を通して、個々の成長をきめ細かにサポート
当院では、教育担当であるか否かに関わらず、全ての看護師が新人の教育に関わるという気持ちで接しています。4月、5月の2カ月にわたり各科の業務を経験していただくローテーション研修を行っていますが、ここでも教育担当のみならず、それぞれの領域において高いケア技術を持つ先輩が、新人の指導を担います。さらに配属後も、さまざまなチームの先輩方が指導・相談にあたり、病棟全体で新人を育てています。
また、毎月実施される面談は、新人が自分自身の習熟度を確認する、良い機会となっています。月毎に、どんなことをできるようにするべきかを話し合い、無理のない達成目標を設定しています。そして教育担当のサポートのもと、一緒にその目標をクリアしていくというスタイルです。評価についても、目標達成の可否を上司が判断するのではなく、新人自身が判定するという形を取っています。この方法は、自分の成長を実感して自信に繋げる上で、とても効果的な方法となっています。看護技術については、チェックシートを用いて到達度を確認しています。技術は、2年間で100項目をクリアすることが目標となっており、先輩からフィードバック、承認をもらいます。到達度のパーセンテージが上がっていくことは、新人にとって大きな励みとなっているようです。
この他、業務について話し合うナラティブも、新人の看護に対する意識を高める上で役立っています。ここでは、たとえば患者さまの入院前の生活、ご家族の職業など、収集した情報がどのように看護に活かされるかを話します。また、どんな尋ね方をすれば良いのかなど具体的な方法についても話します。さらに、先輩が実践してきた看護について、事例を紹介していただき、みんなで看護を考える時間を共有しています。
このように、市立池田病院では学校で習ったような技術の指導に加え、指導員とじっくり話し合える時間を大切にしています。和気あいあいと話し合いながら、その人らしく働ける環境づくりに努めています。看護師には医学的な知識やそれに基づく技術と、患者さまに寄り添う看護の実践が求められます。先輩は、その両方を学べるように、そして目指す看護が実践できるスキルが身につくように支援しています。一人ひとりの得意なことや持ち味を肯定し、その人らしく働くことができるよう指導を行っているのです。
(M.S/主任助産師/2018年入職)
一方向の指導ではなく、双方向の対話を重視した育成スタイル。
自ら考えるための、道しるべを示す指導
対話を重視しする同院では、一人ひとりの進捗に合わせた細やかな指導を実践している。
入職後は、厚生労働省が策定する「新人看護技術チェックリスト」に基づいた技術習得を進めていきます。4月、5月の2カ月で、7つの病棟と手術室をローテーションして、基本的な看護技術の習得とともに、さまざまな診療科における看護を学んでいただきます。そして、6月から配属先が決まり、現場における業務に取り組み始めます。
新人教育の実施にあたり、強く心がけていることは、個人の特性に合わせた指導です。知識や技術の習得において、その理解度の深さや習熟度は、一人ひとり違います。それを知るため、現場の指導担当者にはどのような様子だったのかを、細かく尋ねるようにしています。そこから、何に困っているのか、どんな一面があるのかを知ることを大切にしています。無理なく職場や仕事に慣れていく上で、最初のスタートはとても重要であり、こうした状況把握には特に力を入れています。その上で、予定した教育計画と照らし合わせ、もっとゆっくり進めていくのがいいのか、このままで良いのかを見極めていきます。院内で統一した新人教育の大枠となるプランはありますが、あくまで一人ひとりの様子を見た上で、アレンジしていくという方法です。
そしてもう一つ、私たちが重視しているのは、立ち止まって一緒に考えるという姿勢です。たとえば、何かミスが起こった場合、インシデントレポートという書類を作成していただきます。多くの看護師にとって、これはストレスの高い仕事ではありますが、ここでしっかり、振り返ることが大切なのです。上手くできなかったことだけでなく、上手くできたことについても「どうしてこうなったのか」と一緒に考えます。その際、指導者もすぐに答えを示すのではなく「どう思いますか?」と投げかけ、自ら考える力が育つように支援します。こうして客観的に振り返る力を育むことで、同じミスをしない学びや、実践に対する自信が得られます。
さまざまな職業がある中、私は看護師ほど、人と深く関わることのできる仕事はないと思います。人の危機や一大事に直面した人と、一緒に悩んだり、考えたり、そこに寄り添う。できることは多くないのですが、患者さまやご家族から感謝の気持ちを、言葉や表情、しぐさで直接表現していただける素晴らしい仕事だと感じています。
(M.M/看護師長/2006年入職)
失敗を失敗と捉えず、経験することを大切にする
新人も、指導者も、失敗を怖れていると「まだ、無理じゃないか?」と慎重になり過ぎることがあります。しかし、経験をしなければ実践力は身につきません。失敗も含め「経験する」ことが重要なのです。経験を通して、自分の行動を客観的に振り返る力を養うこと。つまり、内省する力を伸ばすことが、専門職としては重要です。内省ができると「次はこうしよう」と考え、より良い方法を模索するようになり、スキルが磨かれていきます。より良い看護を求めて自ら成長する力を育むために、経験することを大切にしています。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 市立池田病院 事務局総務課 〒563-8510 大阪府池田市城南3-1-18 072-751-2881 【雇用先】池田市 |
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