小松市民病院

  • 所在地:石川県
  • 病床数:340床
  • 看護師数:253名
制度待遇: 三交代 寮・住宅補助あり 資格支援あり 退職金制度あり 託児所あり マイカー通勤OK

エントリーとは
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助産師特集

南加賀地区医療圏の中核病院として、多くの役割を担う「小松市民病院」。そこで助産師として活躍する山口 彩海さんの“リアルな思い”を紹介します。

生命誕生の瞬間に立ち会う仕事に憧れて

私が助産師を目指すきっかけとなったのは、看護学生時代に母性看護学の授業でお産の魅力を知ったことです。実はそれまでお産について深く考えたことがなく、赤ちゃんがお母さんの胎内でどのように育ち、どのように産まれてくるのかを知りませんでした。授業で赤ちゃんが狭いトンネル(産道)を抜けるために回旋(体の向きを変える)しながら産まれようとすることを知り、驚きと感動を覚えました。そして、私も同じように母親から産まれたことを実感。生命の誕生という神秘的な瞬間に立ち会う助産師の仕事に憧れを抱きました。

卒業後は、私の地元でもある小松市で地域に密着した切れ目のない医療を提供している「小松市民病院」に入職。看護学校の実習機関でもあったため、院内の雰囲気もよく知っていて迷うことはありませんでした。ほかにも入職の決め手はたくさんありますが、多くの卒業生が活躍していることや先輩看護師の人柄のよさ、幅広い看護技術が学べる総合病院、そして何より公務員としての安定性が私にとっては大きな魅力でした。

入職後は約2週間の新人教育に参加し、モデル人形を使って基礎技術を習得。その後、配属された外科病棟では実際のケアを通して、患者さんの接し方や看護師としての振る舞いなどのスキルを磨きました。特に患者さんの気持ちに寄り添うことの大切さを学ぶなど、看護師としての基盤をつくってくれた1年半だったように感じます。その後、念願の産婦人科病棟に異動したのですが、すぐに分娩を担当するのではなく、助産以外の業務を担当しながら病棟の雰囲気になれる時間が設けられたのが特徴です。先輩助産師と信頼関係を築き、産婦人科病棟の流れにも慣れてきたのは、異動して3か月ほど経った頃でした。

新生児は新陳代謝が盛んなため、毎日沐浴することも助産師の大切な役割。

人生の一大イベントに寄り添う助産師として活躍

じょく婦(出産間もないお母さん)に対して、授乳などの育児指導を実施。

私の助産師デビューはコロナ禍のことでした。感染対策をしながらの助産ケアは戸惑いもありましたが、丁寧な指導をいただきながら経験を積むことができています。特に指導係の先輩は、できるようになったことを認めて褒めてくれるなど、自信を付けながら着実に成長できるようサポートしてくれるのが特徴です。そのおかげで、助産師3年目には一人でできるケアも増え、自己成長のよろこびを実感しています。

現在は、分娩の介助から保健指導、産後ケアまでひと通りを担当しています。分娩の介助では、妊婦さんの内診所見や痛みの程度からお産の進行を予測し準備を進めるのですが、予想に反して早いお産になった場合は、まだ慌ててしまいます。そんな時、いつでもそばで助けてくれる先輩や産科の医師が心強い存在です。コロナ禍では家族の立ち会いができないため、妊婦さんのそばにいるのが助産師です。一番近くで不安な気持ちを受け止め、腰のマッサージなどで痛みを和らげるよう心がけています。ほかにもアロマオイルをセットしたり、照明を調整したり、周辺環境を整えることも重要な役割です。

妊婦健診時の保健指導では、なんでも質問しやすい環境を整えると同時に、どんな小さな悩みや疑問にも的確に答えられるように努力しています。ほかにも産後ケアでは、沐浴やオムツ替え、授乳などの基本を指導するほか、仕事の復帰時期などライフスタイルに応じたアドバイスを心がけています。無事に赤ちゃんが産まれ、お母さんが笑顔で退院できた時には、本当にうれしく感じます。

すべてのお産がお母さんと私にとって特別なもの

同じお産は一つとしてなく、どれも産婦さんにとっては一大イベントです。私にとっても1例1例がかけがえのないものとして、記憶に刻まれています。最近では、自然分娩を強く希望される妊婦さんを担当したのですが、予定日を過ぎても陣痛がはじまらず、誘発分娩から帝王切開を選ばざるを得ないということがありました。出産後、希望していた経膣分娩が叶わず、お母さんは悔し涙を流されていました。しかし助産婦として、長時間の陣痛に耐えたことを褒め、何より元気な赤ちゃんが無事に誕生したことへのよろこびを分かち合うことに。最初は暗い表情だったお母さんでしたが、退院時には笑顔を取り戻すことができ、この仕事の醍醐味を改めて感じることができました。

コロナ患者を受け入れる当院では、感染して症状のある妊婦さんの出産も行っています。しかし、帝王切開で出産した後も隔離生活が続くなど、お母さんのストレスは計り知れません。新生児を預かる助産師として、オンラインでの面会に挑戦してみたり、まめに写真を送ったりして、これから始まる育児に少しでも前向きになってもらえるよう、さまざまな工夫をしています。

今後も当院で多くの経験を積み、一人でお産の最初から最後までを担当できる助産師として活躍するのが目標です。さらに産後ケアにも力を入れて、お母さんと赤ちゃんと長くかかわりながら、いちばん身近ないちばん頼れる存在としてサポートしたいと思います。一人の女性の助産を受け持ち、その女性の生涯を通じてニーズに応えられる自分になりたい、そんな大きな夢も、当院であれば叶えられると信じています。

新生児は身体の機能が未熟で、日々の細やかな観察とケアが求められる。

後輩へのメッセージ

生命の誕生という神秘的な瞬間に立ち会えるのが、助産師の仕事です。お母さんより先に新生児に触れるだけでなく、命を繋ぐという大切な役割を果たすため、責任も重大です。私自身、学生時代にその責任の重さに押しつぶされそうにもなりましたが、いまはそれ以上に助産師の仕事に大きなやりがいを感じています。当院の充実した新人教育や手厚い指導のもと、看護師として幅広い技術を身に付けながら、助産師として幅広い経験を積んでみませんか?

問い合わせ先

問い合わせ先・雇用法人名 国民健康保険 小松市民病院 
看護部 副看護部長 中田 晴美
総務課 大田 昌郁
 TEL:0761-22-7111(代表)
Email:kango@hosp.komatsu.ishikawa.jp
住所

923-8560
石川県小松市向本折町ホ60番地

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アクセス JR小松駅より徒歩20分
市内循環バス及び路線バス7分
北陸自動車道小松ICより車で7分
小松空港より車で7分
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