国立国際医療研究センター病院

先輩情報

• 現在のお仕事について教えてください
• 今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？
• 貴院を志望した動機や入職を決めた理由は何ですか？
• 病棟の雰囲気について教えてください
• 新人教育プログラムについて教えてください
• 学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします！

現在のお仕事について教えてください

日勤では3～5名程度の患者さんを受け持ち、体調確認や清潔ケア、与薬、検査・手術出し等を行ったり、緊急入院に対応したりします。チームナーシング制を採用している病棟ですので、チームメンバーと協力しながら安全に業務を行えるよう努めています。
また、私の働く病棟は、HIVに罹患した患者さんが多く入院されているため、生涯HIVの治療を継続できるよう、教育を行ったり、療養生活について患者さんと一緒に考えたりもします。

今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？

移動に付き添いが必要な患者さんで、「自動販売機で飲み物を選びたい」と、業務の合間に自動販売機まで付き添いをしました。患者さんはそれを何度も感謝して下さり、退院前夜には「あなたが最後の受け持ちでよかった。自販機に連れてってくれて本当に嬉しかった」と言って頂きました。清潔ケアや症状緩和よりも、自動販売機に付き添ったことを喜ぶ姿を見て、小さな希望であっても疎かにせず、向き合うことの大切さを学びました。

貴院を志望した動機や入職を決めた理由は何ですか？

学生時代は語学や異文化理解に力を入れて学習していました。当院には国際診療部があり、多言語の通訳が可能であったり、院内の表示が多言語対応であったりするなど、外国人患者の受け入れ体制が整っています。そのため、様々な言語・文化的背景を持つ患者さんへの対応を学ぶことができると思い、入職を決めました。
また、生粋の巨人ファンである私にとって、東京ドームへのアクセスが良いことも、大きな魅力の一つでした。

病棟の雰囲気について教えてください

私の働く病棟では、 HIVやHIV関連疾患の治療から、HIVをコントロールしながら生活していく患者さんへの教育まで、HIV看護を学び・実践できます。また、HIV以外の患者さんも多く入院されており、幅広い看護を学ぶことができます。
病棟内ではスタッフ同士が学年や立場の垣根を超えて、常に明るくコミュニケーションを取っており、若手の私でも気を遣わずに安心して周囲を頼ることができる素晴らしい環境です。

新人教育プログラムについて教えてください

1年目の４月は全体研修で、学校で学んだ基礎看護技術をもう１度復習する機会がありました。口腔ケアや点滴の混注、輸液ポンプの使用等、当院で実際に使用されている物品を用いての演習が多く、病棟で働く際にとても役立ちました。経験年数を重ねても、それぞれの学年での習熟度に合った院内研修が多くあるので、安心して成長できる環境が整っていると感じています。

学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします！

私は学生時代、自分が看護師として働く姿をイメージできないまま就職活動を行っていましたが、現在の看護師生活はとても充実しており、未来を想像できない中でも当院を選び就職できたことは幸運だったと感じています。
就職活動中の皆様も、未来を不安に感じたり、自分の選んだことは正しかったのか？と悩んだりすることもあるかもしれませんが、その中でも皆様が歩みを進め、明るい看護師生活を送れますよう願っています。