国立国際医療研究センター病院

先輩情報

• 現在のお仕事について教えてください
• 今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？
• 貴院を志望した動機や入職を決めた理由は何ですか？
• 病棟の雰囲気について教えてください
• 新人教育プログラムについて教えてください
• 学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします！

現在のお仕事について教えてください

HIV感染症の方を対象とした病棟で働いています。HIV感染症は性行為で感染することが多く、LGBTの方も多いです。様々なバックグラウンドを抱えた患者さんがいるため、個人情報を守ることも私たちの大切な仕事です。
私たちは一人ひとりの患者さんの生活に合わせた教育を行い、感染症の蔓延防止のために日々業務にあたっています。また、内科から外科まで様々な疾患の患者さんが入院されるため、幅広い知識・経験を積むことができます。

今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？

プライマリー患者の退院支援が印象に残っています。不安が強く退院を延期したり、看護師に依存的になったりしており、関わり方にとても悩みました。多職種で連携して不安を一つずつ解消し、本人・家族と何度も話し合い、無事自宅退院することができました。退院日に「あなたが担当で良かった。向き合ってくれてありがとう」と手を握ってくださり、患者さんの支えになれたことを嬉しく思いました。

貴院を志望した動機や入職を決めた理由は何ですか？

高校生の時にアメリカに短期留学をした際、現地の看護師の「アフリカでは5秒に1人の子どもが亡くなっている」という言葉が印象的で、死亡原因の一つであるエイズについて調べるうちに国際的な感染症に興味を持ち、グローバルな視点で看護を学びたいと思いました。
また、当院は国立高度専門医療研究センターの中で唯一の総合病院で、幅広い患者・疾患を受け入れており、専門性の高い医療を学ぶことができること、研究も盛んに行っているので最先端の医療を学ぶことができることも魅力に感じました。

病棟の雰囲気について教えてください

穏やかであたたかい雰囲気の病棟です。いつ誰に声をかけても、優しく丁寧に指導してくださいます。できているところに目を向けてたくさん褒めてくださるので、自分自身の成長を実感しやすく、看護師としての技術やアセスメントに自信もつきます。
また、向上心の高い先輩、同期がたくさんいて、一人ひとりが自分自身の看護観を持ち、キャリアアップのために積極的に研修や学会に参加しています。同じ環境で働くことで刺激を受け、学びに対する意識が向上しているなと感じます。

新人教育プログラムについて教えてください

当院は新人教育が手厚く、入職してすぐは知識や技術の研修を行います。コロナ禍で思うように実習ができなかった私たちでも、安心して病棟で働くことができます。
病棟では慣れるまで先輩がマンツーマンで指導をしてくださるので、わからないことを聞きやすく、アセスメント力がしっかり身につきます。病院内での教育やキャリアアップ支援も手厚く、看護師として成長したいと思っている方には是非、当院をおすすめしたいです。

学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします！

テストやレポート、実習に国試勉強と目が回るような日々、毎日よく頑張っています。お疲れ様です。
看護師になると患者さんと関わる時間が長くなり、患者さんそれぞれのバックグラウンドやキャラクターを知ることができるので、楽しく働くことができています。
また、命に関わる責任感もありますが、患者さんが元気に退院された時や「ありがとう」と声をかけてくださった時には、疲れが飛んでしまうくらい元気が出ます。
学生時代の努力は裏切りません。いつか皆さんと一緒に働けることを心待ちにしてしています。