- 所在地:東京都
- 病床数:1119床
- 看護師数:1150名
倫理観を備えた、自律した看護師を目指して
虎の門病院看護部ホームページを随時更新しています!(2025/03/17更新)
採用試験・募集要項などの詳細は、ホームページをご確認ください。
★虎の門病院看護部のホームページはこちら
https://toranomon.kkr.or.jp/cms/nurse/entry/
※2026年卒対象の病院説明会・インターンシップは、終了しました。
今後の開催については、詳細が決定次第、ホームページやインスタグラムでお知らせいたします。
Topics :
合説出展情報 :
当院の特徴について
国家公務員共済組合連合会の基幹医療機関として、幅広い患者さんに高度な医療を提供する虎の門病院。高い理念のもと、看護師として大きく成長していくために恵まれた環境が用意されている。
自己研鑽に努め、看護の質の向上に取り組む
全国のさまざまな地域から看護師が集まる点に魅力を感じ、虎の門病院への入職を決意しました。多彩な考え方や価値観に触れることで、自分の考えをブラッシュアップし、成長できると思ったからです。2019年に入職した後は約1週間の入職時研修を経て、川崎市の分院に配属されました。現在、血液内科病棟で白血病や悪性リンパ腫の患者さんの看護を担当しています。抗がん剤治療を受ける患者さんや根治を目指して造血幹細胞移植を受けられる患者さんがいらっしゃいます。そのため患者さんとの信頼関係の構築や感染を防ぐケアに力を入れています。また今年からは学会が主催する研修を受講し、LTFU外来(造血幹細胞移植後長期フォローアップ外来)を担当するようになりました。造血管細胞移植後の患者さんに、日常生活のアドバイスや疾患のコントロール方法、社会復帰の支援など、病気と共に生きる患者さんに寄り沿うケアを行っています。
最近は、中堅看護師として「プライマリ・ナーシング中級コース」を受講しています。この研修では(1)プライマリ・ナースとして患者さん中心の看護を行うためにはどのような行動が求められるのか、(2)プライマリ・ナーシングの実践をするために部署で解決すべき課題はないか、(3)自分がアソシエイト・ナースを務める場合に、どのようにしてプライマリ・ナースを支えていくか―という3つのテーマについて実践事例をもとに、受講者同士で議論しながら、自らの看護観を深めています。
中堅になると、看護ケアの方法が分からず困るということはありませんが、先輩・後輩の間でどのように立ち回るか、チームの看護の質の向上のためにどのように取り組むか、多様な視点からアプローチし、柔軟に考える必要があります。部署で仕事をしていると、視野が狭くなりがちですが、研修では様々な病棟・部署の看護師から意見や違った角度からのアドバイスをもらうことができます。そのことで自らの視野を広げ、自分なりの解答を見つけていくことができ、研修での気づきを実践に活かすことがてきています。
今後の目標は、まずは目の前の課題に一つ一つ対応しながら、中堅看護師として自分のやるべきことを明確にすることです。そして看護師としても、一人の社会人としても幅のある考え方ができるよう成長していきたいです。
(分院2号棟3階病棟・看護師 K.T.さん/2019年入職)
自律して看護を実践するための教育プログラムが充実している。
手術室看護師として専門性を求め、特定行為研修を修了
多くの診療科を展開している大規模な病院で、様々な重症度の患者さんの看護を経験するところからスタートしたい―。そう考えた私は2010年、新卒で虎の門病院に入職しました。以来、手術室に勤しています。手術中の直接介助(器械出し)や間接介助(外回り)、術前・術後訪問等に携わる手術室看護師には、解剖学や手術の手技・手順、麻酔や体位の固定など、非常に幅広い分野の知識、スキルが求められます。虎の門病院は手術件数が非常に多く、診療科も多岐にわたるため、“一人前になった”という感覚はなかなか得られませんでしたが、入職3、4年目頃から後輩の指導に携わったり、夜勤のリーダーを務めたりする中で、徐々に自信がついてきました。
虎の門病院では、専門看護師や認定看護師、診療看護師など、「アドバンスドナース」が活躍しています。私の場合、術中麻酔管理領域パッケージの特定行為研修を修了しました。研修期間は約10カ月間でした。仕事と両立し忙しい日々でしたが、上司が業務調整など手厚くサポートしてくれていたため履修することができました。実習は麻酔科の医師に指導医になってもらい、特定行為ごとに5つの症例を経験しました。麻酔中の患者さんの輸液管理や経口気管チューブ・経鼻用気管チューブの位置調整、硬膜外カテーテルの鎮痛管理など、6区分12の特定行為を手順書に基づいて実施できるようになりました。
現在は麻酔科の部長が「どんどんやってみよう」と後押ししてくれるので、特定行為を主体的に実践できています。特定行為研修を修了して良かったと思うのは、視野が広がったことです。具体的には、手術の進行に合わせて、麻酔薬の調整を行うなど、今までの経験を活かして患者さんに合った看護をさらに範囲を広げて提供できるようになったこと、そして医師がどのような判断をしているかを知ることで、看護師と医師との橋渡しになれることです。今後は、手術室看護師として学んできたきめ細かなケアを実践しながら、患者さんにより安心して麻酔を受けてもらえるよう、自己研鑽していきたいと考えています。
(本院手術室・看護師 H.W.さん/2010年入職)
特定行為研修の修了後は、手術看護師業務を行いながら、麻酔管理にも携わっている。
看護師としてどうあるべきか、自分に問い続けてほしい
虎の門病院は「医学への精進と貢献、病者への献身と奉仕を旨とし、その時代になしうる最良の医療を提供すること」という基本理念のもと、819床、38診療科、職員数2,000名という大規模で水準の高い医療を提供している医療機関です。私たちが看護師に対して求めているのは、目の前の一人ひとりの患者さんと真摯に向き合い「看護師として何ができるのか」を自分の頭で考える人材であってほしいということです。
新人看護師は、臨床現場に出ると先輩たちから様々なことを教えてもらうことなりますが、「教えられた通りに行動する」という習慣が強く身に付いてしまって、自分の頭で考えることが疎かになってしまうことが少なくありません。看護師免許を取得して医療の現場に立つ以上、患者さんからはプロフェッショナルとして見られます。医師や先輩看護師と同じ土俵に立って、患者さんに向き合っているのだという意識や自覚を持つことは社会人としてとても大切なことだと思います。
医師の負担を軽減し、チーム医療を推進していくという政策によって、現在看護師へのタスクシフトが進みつつあります。これは、看護師が高度な専門知識を身に付け、これまで医師のみが行っていた医療行為や判断の一部を医師からの包括的指示のもと看護師が担っていくというものです。そのために当院では、フィジカルアセスメント強化のための研修プログラムを用意するほか、eラーニングシステムを導入し、職場だけではなく自宅でも学習できる環境を整えています。
しかし、医療の現場で求められているのは、専門的な知識や技術を持つスペシャリストばかりではありません。当院が導入しているプライマリ・ナーシングを実践するためには、一番近くで患者さんの声に耳を傾け、タイムリーに看護ケアを提供するジェネラリストも必要不可欠です。当院は、新人看護師の頃から基本的な知識や技術を着実に身に付けるための集合研修とOJTの融合により、看護師の成長を支えることに力を注いています。医療現場の変化に伴い、看護師にはこれまで以上に大きな責任や幅広い仕事が期待されています。私は、そうしたニーズに応えていくために大切なことは、看護師としての倫理観を育てていくことだと思っています。自分はどうあるべきか問いを常に持ち続け、皆さんと一緒に私も成長し続けていきたいです。
(外来看護師長 Y.C./1999年入職)
看護師長は、面談で個人目標の評価やキャリアビジョンについてヒアリングしている。
看護師としての成長を感じながら、働ける職場です
虎の門病院が大切にしていることは、看護師が働きやすい環境のもと、成長を続けられる医療機関であり続けることです。TNS(Toranomon Nursing System)と名付けられたツールを古くから導入し、各病棟の忙しさを可視化することで、一部の看護師に長期間負荷がかからない体制を整えています。また、看護師は診療科の所属ではなく、病院全体のための貴重な人材であるというのが当院の基本的な考え方です。そのため、医師と多職種とも対等な関係性で、プロフェッショナルとしてのスキルを発揮することができます。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 105-8470 東京都港区虎ノ門2-2-2 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 職員課人事係 江森 T E L :03-3588-1111 |
---|---|
住所 |
105-8470 |
アクセス | 【本院】 地下鉄東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅下車徒歩6分 地下鉄東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅下車徒歩3分 【分院】 東急田園都市線「梶が谷」駅下車徒歩15分 |
URL |