大分県立病院

先輩情報

• 1）現在のお仕事について教えてください
• 2）今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか
• 3）仕事のどんなところにやりがいを感じますか？
• 4）仕事をするにあたって心掛けていることは何ですか？
• 5）当院を志望した動機や入職を決めた理由は何ですか？
• 6）当面の目標を教えてください
• 7）将来の夢（仕事上・プライベート）を教えてください
• 8）学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします
• 9）その他アピールしたいことなど、自由にご記入ください

1）現在のお仕事について教えてください

現在は精神医療センターで勤務しています。精神医療センターは、2020年に精神科救急医療・身体合併症医療に特化した県内唯一の施設として新設されました。精神疾患に加えて肺炎などの内科疾患や手術が必要な疾患を持っている患者さんが多く入院しており、患者さんの身体的状態や食事、排泄、清潔などの日常生活の様子をアセスメントしながら、その患者さんらしく生活できるように看護を実践しています。

2）今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか

看護師として長年働いてきましたが、今でも‟どう対応したらいいかな”‟これって患者さんのためになっているのかな”などと、悩みながら看護を実践することがあります。そんな中で受け持ちの患者さんが退院するときに「入院してきた時はどうしたらいいかわからなくて不安だったけど、あなたがずっとそばにいてくれたから安心できた。ありがとう。」など、患者さんやその家族から感謝の言葉をもらえたときが、一番うれしいです。

3）仕事のどんなところにやりがいを感じますか？

看護の現場では、これが正解ということがないため、その患者さんに応じた看護を実践するためにはどうすればいいのかという答えを導き出すことがとても難しいです。そのため同僚をはじめ多職種で繰り返し話し合い、患者さんに応じてその時最善と考えられる看護を実践しています。実践した看護によって患者さんの状態が好転したり、「楽になった。」と笑顔が見られたり、患者さん自身が自分でできることが増えたりしたときにとてもやりがいを感じます。

4）仕事をするにあたって心掛けていることは何ですか？

当センターの医療・看護のキーワードとして「つなぐ」という言葉があります。これは、患者さんが退院する際に家族だけでなく、保健師や訪問看護師、ヘルパーさん、行政職員など多くの支援者と連携しながら、患者さんが最善の状態でもとの生活の場に戻れるように「つなぐ」ということを意味しており、このキーワードを心がけながら仕事をしています。

5）当院を志望した動機や入職を決めた理由は何ですか？

これまで約10年間、県内の総合病院の内科、精神科に勤務し、どちらの看護にもやり甲斐や楽しさを感じていました。そんな時に、精神科救急医療・身体合併症医療に特化した、県内唯一の施設として大分県立病院に精神医療センターが開設されることを知り、自分の経験が最大限に活かせると思い、当院に入職を決めました。

6）当面の目標を教えてください

災害看護に興味があるため、精神領域の災害看護に関する知識、技術を深めたいと思います。また精神科看護のスキルをあげるためにも、CVPPP（包括的暴力防止プログラム）などの研修に参加し、知識、技術を深めたいと思います。

7）将来の夢（仕事上・プライベート）を教えてください

ワークライフバランスを充実させ、人として、看護師として，少しでも成長できるように頑張っていきたいと思います。

8）学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします

コロナ禍で実習などが十分に行えずに、看護師として働くことに不安な気持ちを抱えている方も多いと思います。私たちも実際の医療現場において、今までできたことができないもどかしさがあり、日々苦悩を感じています。しかし、一緒に働く‟仲間”がいることで、どんな困難にも立ち向かえています。皆さんも家族や近くにいる友達、先生、先輩、後輩などの仲間とこの困難に立ち向かい、夢に向かって突き進んで下さい。応援しています。

9）その他アピールしたいことなど、自由にご記入ください

大分県立病院は、看護師同士だけではなく、医師や薬剤師、理学療法士といった多職種との連携がとてもとりやすい病院です。またエルダー看護師といって、日々サポートしてくれる先輩看護師が必ず一人ついてくれるため、看護師としてのキャリアをスタートさせるには絶好の病院だと思います。いつの日か一緒に働けることを願っています。