市立池田病院

先輩情報

• 市立池田病院に就職して良かったこと
• 専門看護師を志したきっかけは何ですか？
• 学生さんにメッセージ

市立池田病院に就職して良かったこと

私は看護師3年目のときにこの病院に就職をしました。
当院に就職したきっかけは、「あなたの夢を応援します」と書いてある新聞の折り込みチラシでした。この頃臨床で経験を積んでもっと看護について学びたいと思っていた私は、就職試験の面接で思いの丈を熱弁し、面接官の方から「看護が好きなのですね。応援します。」と言っていただいたことを今でも覚えています。
それから6年後、私は大学院に入学し現在がん看護専門看護師として活動をしています。
また、この間に私は３人の子どものお母さんにもなりました。
キャリアの面だけではなく、プライベートとのバランスをとりながら毎日を送ることができるようサポートしてもらえており（福利厚生も充実しています！）、
この病院を選んで良かったなと感じています。

専門看護師を志したきっかけは何ですか？

きっかけはいくつかあります。
そのうち1つは20代の頃、同世代のがん患者さまが亡くなった体験です。
亡くなる前まで恋や仕事など私と同じように悩んでいる普通の女の子でした。
彼女が亡くなってから「本当に彼女に寄り添えていたのかな？」もっとできることはなかったのかな？」「そもそも何ができて何ができなかったんだろうか？」と無力感や後悔が募っていきました。そして、このモヤモヤを解決したいと考えるようになり、「私に足りないもの」を探しに大学院の「がん看護高度実践看護コース」に行くことに決めました。
大学院では、その答えの探し方を教わった気がします。
ですので、どちらかというと専門看護師を志したというより、学びにいった結果専門看護師になったという方がしっくりきます。

学生さんにメッセージ

学生時代に実習で出会った患者さまのことはいまだによく覚えています。あの患者さまたちとの出会いや教員の方々のご指導、仲間たちと切磋琢磨した時間が今の私を作っています。あの頃はレポートに追われ辛かったけれど、今思うと本当に楽しく大切な時間でした。
溢れんばかりの熱意を持って1対1のケアに没頭できるのは学生さんの特権です。「医療者ではない人」と「医療者」の間にいる今だからこそ持てる感性をどうぞ大切にしてください。この先、たくさんの嬉しく楽しい体験や辛く悲しい体験があるでしょう。そのどれもが後々必ず花となり実となります。どうか、一つずつ、丁寧に、焦ることなく進んでください。
いつかお会いできるのを楽しみにしています。