- 所在地:山口県
- 病床数:504床
- 看護師数:582名
患者さんに寄り添う看護、若手看護師への丁寧な指導、専門看護師等のスペシャリストの育成、患者さんも職員も大切にする働きやすい職場が特徴の山口県の基幹病院です
○就職説明会・見学会 ○修学資金等返還支援給付金制度 ○看護師・助産師採用試験(2025/02/03更新)
○就職説明会・見学会
就職説明会・見学会を開催します!是非ご応募ください★
看護部長、新人教育担当、新人看護師から当院の雰囲気や教育体制についてお話しします。
また、新人看護師から入職してからの1年についてお話ししますので、もしもご自身が入職した場合、どのような教育をされ、何が身につくのかイメージしやすいです。
○修学資金等返還支援給付金制度
日本学生支援機構等の修学資金等(山口県の実施する看護師等修学資金貸付制度を除く。)の返還義務がある方のみを対象とした採用試験を令和8年度にも実施予定です!
合格し採用された方に修学資金返還支援給付金を支給します。
○看護師・助産師 職員採用試験
令和8年4月1日採用の看護師・助産師職員を募集予定です!
採用試験を実施いたしますので、応募期間中に必要書類をご提出ください。
日程が決まりましたら掲載いたしますので、しばらくお待ちください。
教育・研修
入職1年目から“自分の居場所づくり”を意識する教育制度を構築。長期キャリア形成を手厚く支援する山口県立総合医療センターで、教育に携わる小川さんと伊藤さんにインタビュー。
自分の居場所づくりをテーマに新人の成長をサポート
患者さんに「ありがとう」と喜ばれるなど、新人の看護実践を自信にかえる教育を提供。
当院の看護部が目指す看護師像は「患者さんのために、考えて行動できる看護師であってほしい」ということです。そのために、私自身が教育をするうえで、看護師一人ひとりが病院全体や部署に「自分の居場所がある」「自分らしさを大切にできる」「看護実践ができていることを認識できる」などの体制づくりを大切にしながら実践しています。その中にすべての教育・研修があり、入職1年目~2年目の研修では、メンタルケアや自分の課題を明確にすること、自分自身がどのような看護を実践できているのかを理解することを意識する研修を取り入れています。
入職後最初の2週間は、社会人基礎力や接遇を学び、組織の在り方などを学ぶ期間です。新人が不安に思う採血や輸液ポンプについても指導役の先輩と演習を実施。急性期の病院なので、心臓マッサージや身体の観察に関する研修も行いながら、1カ月ごとに褥瘡ケア、シャドーイング、メンタルケアを進め、月単位でカリキュラムを組んでいます。
また、配属先の部署と新人研修を行き来しながら、OJTとOff-JTの両軸で進めていくことで、配属先への不安を和らげることができるようにも配慮しています。約1年間、研修というOff-JTの場があることで、同期と一緒に学びを深めることができますし、みんなと顔を合わせられるのも楽しみな時間。個々に応じた悩みも出てくるため、指導役へ必要な知識を提供したり、グループワークを取り入れたり、個別にアレンジしながら一人ひとりの成長をサポートしています。「悩みが解決した」「患者さんにありがとうと言われて嬉しかった」など、表情が少しずつ変わっていく新人の姿を見ると嬉しいですし、指導する側にとっても1年間で新人を育てることができたという満足感に変わるよう精一杯サポートしたいと考えています。
とはいえ、1年目ですべてを補うことはできないため、2年目もしっかりサポートしていきます。医療安全や患者さんの体や心をみるアセスメント力を伸ばす演習型の研修を年3回実施。本格的なラダー教育に移行する準備期間として、丁寧な言葉遣いができる、提出物の管理ができる、といった細かな部分まで行き届く研修を用意しています。
■人材育成・担当主任、緩和ケア認定看護師 小川さん
ラダーと希望研修の二本立てで看護師の生涯学習を支援
看護技術を“学びなおす”スキルアップ研修を実施したところ、多くの看護師が参加。
看護職員全体としては、必須研修のキャリアラダー別研修と希望研修の2本立てで研修体制を整えています。また、新人研修と入職3年目以降のキャリアラダー別研修の隙間を埋めようと、2年目研修も拡大し、内容もさらに充実。ラダーに関してはレベル5まで段階が示されており、本人の意識を高め、主体的に学べるよう取り組んでいます。
ラダー3をめざす入職3年目~4年目の研修では、看護実践を言語化する研修や根拠に基づいた考え方や、表現方法を学ぶロジカルな研修を実施。年間約2つのタイトル(各タイトルとも3回ほどの受講)を用意しており、師長と面談しながら参加する研修を決めていきます。2つ同時に参加したい人がいれば、年間6回の研修を受けることができるなど、自分のペースで進めることも可能です。ラダー4では、周囲のロールモデルとなる姿を意識し、看護実践やケアマネジメントの中でリーダーシップを発揮することや、意思決定支援の研修もあります。
希望研修では、がん看護の研修やクリティカルケアの研修などを企画。認定看護師や専門看護師を講師に招き、より専門的な視点で学びを深めています。さらに、トピックス研修と呼ばれる研修もあり、現場のニーズに応えたり、教育委員会でテーマを決めたりしながら開催しています。
日々の業務で忙しい中、新しいことを学ぶにはエネルギーが必要となりますが、専門職である以上、生涯学習はとても大事なこと。コロナ禍をきっかけにオンラインを含めた研修を組み立て、普段から無理なく学べるよう研修方法を考えています。必須研修であれば、全体の約3分の1はオンライン受講できるようにして、子育て世代を含め、それぞれの生活スタイルまで考えながら受講者が増えるよう工夫。自分の好きな時間に受講できるため、アンケートでも「時間を見つけやすい」「何度も視聴できた」「自分のペースで学べた」といった声も集まっています。DX化が進む時代の流れもあり、今後もさらに効率よく学びの機会を持てるよう整備したいと考えていますね。さらに、研修での学びを知識として蓄えるだけではなく、看護実践の中でしっかり活かせるようOJTと絡めた仕組みづくりに力を入れたいと考えています。
■教育師長 伊藤さん
手厚い資格取得支援制度で認定看護師や専門看護師へ
認定や専門をめざすことで看護の質を高め、自身の人生を豊かにできると先輩談。
新卒入職から7年目に「緩和ケア認定看護師」の資格を取得しました。
資格を取得してから15年間で自分自身のキャリアも変わり、院内での役割も変化してきたと感じます。当初は、看護実践の中で緩和ケアと並行して取り組んでいましたが、現在は部署を離れ、緩和ケアチームの専従看護師として組織横断的に関わりを持っています。外来、病棟、スタッフ教育、外部といった、実に幅広い活動の中で必要な人に必要な情報を提供するのも認定看護師の役割。特に院内では、外来を中心に短時間でより質の高いケアができるよう患者さんやスタッフとの信頼関係の構築に努めています。
総合病院の当院には「がん看護専門看護師」や「集中ケア認定看護師」「認知症看護認定看護師」「感染管理認定看護師」など、さまざまな資格を持つ看護師が15名以上働いています。院内では、資格取得を希望する看護師に向けて、学校に行くまでの学習方法や面接対策といった受講までのサポートを行うのはもちろん、取得後は、認定や専門の資格を持つ看護師が集まる会議を通じて、抱える悩みや今後の方向性、気持ちの持ちようなど、細かな部分までフォローしています。学習のための書籍購入を支援するほか、入学金や通学費も病院が負担。学校に通っている間も自分で負担するのは食事代くらいで、その間も給与をいただけて、安心して過ごすことができました。病院の手厚いサポートのおかげで、受けたいと思っていた遠方の病院で実習を受けることもできました。
当院は、急性期から終末期の様々な疾患をもった患者さんと接することができる環境があります。その中で、自分の経験値として備わるものも多く、それ自体が自分自身の勉強に大いに役立っています。認定や専門を取得することで、看護学生さんや院内外のコメディカル、地域住民の方に向けた発信を行うことも増えてきます。地域とのつながりを密にしながら地域医療に貢献できることも、当院で働きながら認定や専門を取得する魅力となっています。
■人材育成・担当主任、緩和ケア認定看護師 小川さん
多彩な研修カリキュラムで理想の未来を応援!
「新人教育では、看護実践を身につけ“居場所”ができるよう丁寧な指導を心掛けています。また、指導役の教育を行い、OJTとOff-JTの切れ目のない教育を提供しています」と小川さん。「看護学校教員のキャリアを活かし、継続的に実践力を高める研修を企画・運営しています。必要な研修はもちろん、現場のニーズを満たせるようアクティブラーニングなどを導入。個々のライフスタイルに合わせて学習を進められるよう工夫しています」と伊藤さん。認定・専門看護師の資格取得支援まで、自分磨きができる体制を整えています。
問い合わせ先
問い合わせ先・雇用法人名 | 〒 747-8511 防府市大字大崎10077番地 地方独立行政法人 山口県立病院機構 総務・人事室 中谷 TEL: (0835)28-3311 Email:ypho-hq@ymghp.jp |
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住所 |
747-8511 |
アクセス | 山陽本線「防府駅」より車で10分 |
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