千葉県済生会習志野病院

先輩情報

• 仕事の内容や特徴は
• 印象に残るエピソード
• 目標はなんですか
• 学生の皆さんへアドバイスとメッセージ

仕事の内容や特徴は

呼吸器外科・内科では肺がんや肺炎の手術の術前術後のケア、酸素療法や抗がん剤治療などの看護を行っています。
肺の疾病は急変が多く、命に関ります。医師よりも早く異常に気づけるのが私たち看護師なので、呼吸の回数や血圧などのバイタルサインチェック、顔色の観察などを確実に行います。
認知症状のある高齢者の患者さんの気持ちが高ぶるような場面に出会うと、どんな対応をするのがベストか悩みます。でもそのような困難に出会うと、私が何も言わなくてもすぐに先輩や同期が声をかけてくれて、メンタルサポートしてくれるんですよ。

印象に残るエピソード

ある肺がんの患者さんはADLも術後経過も良く、気持ちも落ち着いているように見えました。しかし、ふと「退院してからの生活が不安です」と漏らされたのです。自宅で酸素吸入する必要があり、どのくらい動き回れるのか分からないから怖い、とのことでした。そこで一緒に病院内を歩きながら血中酸素飽和度を測り、自分の目で数値を確認してもらいました。この程度の運動量なら大丈夫、と実感してもらったことで、自信を持って退院を迎えることができました。その際に、「こんないい看護師さんには会ったことがないよ」と言っていただき、感激しました。

目標はなんですか

私のプリセプターがとても素晴らしい人なんです。仕事が早く、少しでも自分に余裕があれば全体を見まわして、自分のチームはもちろん他のチームもさっと手助けします。
また「一体どのようにしてそんな情報を得ているの？」というくらい患者さんのことを知っているのですが、それは看護師として患者さんからの信頼を得て、親密な話ができる関係が構築されているからこそです。
私も彼女を見習い、表情を見ただけで困っていることを察してサポートできるよう心掛けています。

学生の皆さんへアドバイスとメッセージ

病院研究を進めるにあたって、病院の雰囲気や労働環境は直接自分の目で確認することをおすすめします。
また、自分が何を大事にして人生を送りたいのかを軸にして考えると良いと思います。私は収入よりもワークライフバランスを重視し、休日の多さや取りやすさ、通勤時間の短さなど余裕のある働き方ができる当院を選びました。
最初はわからないこともたくさんありましたが、周りの先輩方が親身になって教えてくれる環境が整っているので、些細なことも相談しながら日々成長することができます。