お悩み相談コーナー

掲載日:2022年02月21日

その他 看護師生活

緩和ケアで働くためのキャリアについて

緩和ケアに携わっている方やご存じの方にお伺いしたいのですが、緩和ケアで働くためには高いアセスメント能力と技術が必要なため、何年か他科で臨床経験を積まないと難しいと伺いました。そのために、新人の就職先としてはどういった科で臨床経験を積むのが望ましいのでしょうか?

緩和ケアに興味をお持ちなのですね。

確かに、緩和ケアでは、あらゆる視点から総合的にアセスメントできる力が求められます。あらゆる側面から患者さんの全体像を知り、最終的にどう人生を締めくくるのかというテーマと向き合うことになります。

どの科であっても入院している患者さんは何かしらの治療を受けており、そのケアのために患者さんの全体像を理解するというプロセスは変わりません。そう考えれば、どの科で経験を積んでも将来につながるはずです。

重要なのは、配属された科がどこであっても、学びたいことを学ぶために能動的に動けるかだと思います。患者さんのことだけでなく、ご家族ともコミュニケーションが取れるか、分からないことを同僚や先輩に聞いて解決できるか、病棟に出入りする多職種チームと連携できるかなど、学ぶべきことはたくさんあります。特に、緩和ケアにおいてはあらゆる科の医療従事者と連携していくことが必要不可欠なので、患者さんを総合的にアセスメントでき、その上で各方面の医療従事者とスムーズに連携できる力を持った看護師は強いです。

すぐに緩和ケアの領域で働けないとしても、今の気持ちを大切に、やりたい看護ができることを祈っています。

確かに、緩和ケアでは、あらゆる視点から総合的にアセスメントできる力が求められます。あらゆる側面から患者さんの全体像を知り、最終的にどう人生を締めくくるのかというテーマと向き合うことになります。

どの科であっても入院している患者さんは何かしらの治療を受けており、そのケアのために患者さんの全体像を理解するというプロセスは変わりません。そう考えれば、どの科で経験を積んでも将来につながるはずです。

重要なのは、配属された科がどこであっても、学びたいことを学ぶために能動的に動けるかだと思います。患者さんのことだけでなく、ご家族ともコミュニケーションが取れるか、分からないことを同僚や先輩に聞いて解決できるか、病棟に出入りする多職種チームと連携できるかなど、学ぶべきことはたくさんあります。特に、緩和ケアにおいてはあらゆる科の医療従事者と連携していくことが必要不可欠なので、患者さんを総合的にアセスメントでき、その上で各方面の医療従事者とスムーズに連携できる力を持った看護師は強いです。

すぐに緩和ケアの領域で働けないとしても、今の気持ちを大切に、やりたい看護ができることを祈っています。

PROFILE

看護学部を卒業後、系列の大学病院に入職。忙しく働く中で今のパートナー(看護師)と出会い、結婚。退職して産業保健師として働き始め、ビジネス街の真ん中で疲れ果てた「産業戦士」をケアするという貴重な経験をする。プライベートでは2人の娘に恵まれ、仕事と家庭の両立に奮闘中。

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