動画で解説! 実習マナー&コミュニケーション講座 実習時、迷いがちなマナーやコミュニケーションを解説!

vol.2立ち居振る舞い・態度

今回は「立ち居振る舞いと態度」について学びます。立ち居振る舞いとは立ったり座ったりの身のこなしのこと。態度とは心の働きが表情や動作に表れたもの。命を支える看護師にとってはもっとも大切にしたい内容です。学生らしい態度と看護師としての対応を心がけていきましょう。

インデックス

  • 実習中に気をつける立ち居振る舞い・態度
  • 基本の立ち方
  • お辞儀の仕方
  • 笑顔の作り方
  • 基本姿勢チェック
  • 会話中に不快感を与える態度

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実習中に気をつける立ち居振る舞い・態度

解説動画
(実習中に気をつける立ち居振る舞い・態度)

「実習中に気をつける立ち居振る舞い・態度」をみる

基本の立ち方

基本姿勢のチェックをします。まず真っ直ぐな壁に背を向け、 (1)かかと⇒(2)おしり⇒(3)肩甲骨⇒(4)後頭部の 順に意識して壁につけます。
目線:前方上部に向ける

背中と首が一直線となるようにしましょう。この姿勢を保って半歩前に出ます。姿勢が美しく、背が高くなったように感じると思います。これが基本姿勢です。
痛い、苦しいと感じる場合は、日頃からこのゼロ度チェックをして姿勢を直しましょう。

お辞儀の仕方

女性
かかとをつける。両手はひざに向けて自然に下ろす。右手の上に左手を重ねてもよい。肘を横に張る形式はふさわしくない。
Mens'
立つときに不安定になるようならば、かかとを少々開いてよい。手は太ももの外側に添うように自然に下ろす。

会釈(15度)

基本の姿勢から腰を支点に上体を15度前傾させる
目線:つま先から約1,5m~2m先を見る。
使用例:廊下、エントランスなどですれ違うとき、入室退室のときなどに使います。無言でも構いませんが、面識のない方に対しても笑顔で会釈しましょう。

敬礼(30度)

基本の姿勢から腰を支点に上体を30度前傾させる。
目線:つま先から約1m先を見る。
使用例:会釈、最敬礼以外の場面で一番多く使われます。
「おはようございます」「お大事にどうぞ」「お疲れさまでございました」「お世話になっております」など。

言葉は同時にお辞儀と同時に発すると温かみが出ます。あいさつの声は「明るく」「爽やかに」「美しく」発音しようとすることが大切です。
「貴方のあいさつの声を聞いただけで癒される」と言っていただけるように、頑張りましょう。

最敬礼(45度)

基本の姿勢から腰を支点にして45度前傾させる。
目線:つま先から約50㎝先を見る。
使用例:このお辞儀は深い感謝や心からのお詫びを意味します。どなたに対しても心をこめて行います。
「今回の~の学習に対して丁寧なご指導をありがとうございました」、「この度は私が報告を怠ったばかりにみなさんにご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした」など。

最敬礼はテンポが重要です。前傾する速さの2倍の時間をかけて上体を起こすことを意識しましょう。上体を早く起こし過ぎると、心を込めた印象にはなりません。事務的にならないよう、言葉は前傾と同時に発するようにしましょう。心をこめて行うことですべての印象が変わります。誠意を持って、真摯に!

首カックンに要注意!

視線が真下を向いてしまうと、首だけが折れて、感じのわるいおじぎになってしまいます。上のイラストを参考にして、視線の位置には注意をしましょう。

笑顔の作り方

「患者さんを笑顔にして差し上げたい」…この気持ちが原動力ですね! 笑顔の人を見るとこちらも自然に笑顔になりますね。
笑顔には相手を幸せにする力があるのです。その力のことを「共振作用」と言います。

さて、笑顔はどこから始まるのでしょうか?イラストを見ると明らかです。まず口角を上げることから始まります。

チェック1:口角が上がりますか?

鏡を見て「ウイスキー」と言って止めてください。綺麗に口角が上がっていますか? 口角を上げる筋肉が鍛えられていないと 上がらないのです。

チェック2:目元は穏やかに笑っていますか?

マスクをしたときも、笑顔だということが相手に伝わるかどうかがポイントです。

口角アップトレーニング

「ウイスキー」「オハヨウゲンキ」という言葉をゆっくり力強く言ってみましょう。すると、口角、頬が疲れるのがわかりますか?
笑っていないと口角が下に下がってしまいます。「今日は疲れて笑顔がでない」というときでも、自分自身が元気になるために笑顔を作り出しましょう。『笑顔は世界に通用するホスピタリティ』です。

基本姿勢チェック

下記の質問に答えてみましょう!

  • 人を喜ばせることが好きである
  • 相手の気持ちになって考えることができる
  • 忙しくても冷静に考えて行動をすることができる
  • 単純な仕事もラクラクこなせる
  • 秘密を守る事ができる
  • 約束を守ることができる
  • 物事を前向きにとらえる「プラス思考」である
  • 自分の健康管理に気を付けている
  • ミスをした時には素直に反省できる
  • 「ありがとう」の感謝の気持ちを常に持っている

いかがですか? すべてYESと答えられることが理想的です。普段の生活や実習先で、トレーニングしていきましょう!

会話中に不快感を与える態度

あなたはつい、こんな態度を取ってしまっていませんか? いつの間にか、患者さんや指導者さんたちに、不快な思いをさせてしまわないよう、気をつけましょう。

  • 腕を組む
  • 両手を広げて机につく
  • 片手を壁などにつく
  • 頬づえをつく
  • 上から見下ろす
  • 相手を指をさす
  • 自分の体をさわる(髪・耳・口・鼻・爪など)
  • 貧乏ゆすり
  • 筆記用具をカチカチならす
  • 視線を合わせない
  • 時計をちらちら見る

プロフィール

医療マナー講師 栗田 瑠美子

医療マナー・就職マナー担当講師。美容健康アドバイザー。医療系専門学校、ハローワーク委託訓練、病院、薬局、介護施設においてセミナー多数。明日から役立つ研修内容には定評がある。働く女性のための健康アドバイスや健康メイクアップ講座も好評。

動画監修

東京都立多摩総合医療センター

人口400万人を抱える多摩地域において、総合診療基盤をもつ唯一の都立病院。超急性期からがん診療・周産期医療まで幅広い医療機能を持ち、看護職としてキャリアアップをめざす上で絶好の環境が整っている。基礎・ジェネラルコースの研修だけでなく、多職種が参加する様々な勉強会に参加できる学びの宝庫。

多摩総合医療センター看護部ホームページ
http://www.fuchu-hp.fuchu.tokyo.jp/medical/kango/index.html