お悩み相談コーナー

掲載日:2021年02月25日

実習 その他

実習で「使える知識」を効率良く吸収したいです。

いざ実習が始まると、事前に学習したはずの知識をうまく活用できません。教科書の内容を必死に覚えても、「使える知識」になっていかないように思います。
事前学習や実習に、どう向き合えばいいでしょうか?

「患者さんを中心としたストーリー」で教科書を理解し、少しでも多くの事例や意見に触れて引き出しを増やしましょう。

教科書の内容は看護の考え方の基礎となるものなので押さえる必要はあるものの、それが臨床の実際とぴったり一致することはなかなかありません。患者さんの状態も現場の実情も、それこそ千差万別だからです。
教科書の内容は一種の事例学習としてとらえ、患者さんを中心としたストーリーとして見ると理解しやすくなります。無味乾燥な教科書の記述の向こうに患者さんの顔を思い浮かべ、現場で実際に看護するイメージを持ちながら頭に入れていきましょう。

実習中は、自分が担当している事例について先生や同級生と意見交換したり、同級生が担当している事例について話を聞いたりすることで、引き出しをどんどん増やしていきましょう。自分で担当できる事例の数は限られていますが、他の人の話を聞くことで知見は大きく増えていきます。まったく同じ事例に出合うことはなくても、知見を豊富に蓄えておけばおくほど、似たような事例に出合ったときに対応しやすくなります。
考えがまとまらないうちは、誰かに話したり質問したりすることが恥ずかしいかもしれませんが、皆がゼロからのスタートです。

実習を通してどんどん経験値を稼いでいきましょう!

教科書の内容は看護の考え方の基礎となるものなので押さえる必要はあるものの、それが臨床の実際とぴったり一致することはなかなかありません。患者さんの状態も現場の実情も、それこそ千差万別だからです。
教科書の内容は一種の事例学習としてとらえ、患者さんを中心としたストーリーとして見ると理解しやすくなります。無味乾燥な教科書の記述の向こうに患者さんの顔を思い浮かべ、現場で実際に看護するイメージを持ちながら頭に入れていきましょう。

実習中は、自分が担当している事例について先生や同級生と意見交換したり、同級生が担当している事例について話を聞いたりすることで、引き出しをどんどん増やしていきましょう。自分で担当できる事例の数は限られていますが、他の人の話を聞くことで知見は大きく増えていきます。まったく同じ事例に出合うことはなくても、知見を豊富に蓄えておけばおくほど、似たような事例に出合ったときに対応しやすくなります。
考えがまとまらないうちは、誰かに話したり質問したりすることが恥ずかしいかもしれませんが、皆がゼロからのスタートです。

実習を通してどんどん経験値を稼いでいきましょう!

PROFILE

看護学部を卒業後、系列の大学病院に入職。忙しく働く中で今のパートナー(看護師)と出会い、結婚。退職して産業保健師として働き始め、ビジネス街の真ん中で疲れ果てた「産業戦士」をケアするという貴重な経験をする。プライベートでは2人の娘に恵まれ、仕事と家庭の両立に奮闘中。

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