JA茨城県厚生連(総合病院水戸協同病院・総合病院土浦協同病院 ・JAとりで総合医療センター・茨城西南医療センター病院・県北医療センター高萩協同病院)

先輩情報

• 当院を選んだ理由は？
• 一年目に苦労した事とうれしかった事は？
• 後輩に向けて一言

当院を選んだ理由は？

土浦協同病院附属看護専門学校は、JA茨城県厚生連と連携しており６つの病院から就職する病院を選ぶことができます。土浦協同病院は他の病院と比べて診療科が多様なのはもちろん、3次救急であることから様々な症状を訴えて搬送されてくる患者が多いため多く関わりを持ち寄り添うことができます。そして手術室では、頭部から足の疾患まで幅広く手術を行っているため解剖の勉強に繋がり知識を高めていくことができると思います。また私は学生時代に手術室の実習で先輩看護師に指導していただいた時、『ここは多くの疾患に対して手術を行っているの。だから様々な患者さんとコミュニケーションが取れてやりがいを感じると思うし、身体全体どこでも手術できるように対応しているから、今後の勉強に役立つと思うよ。』と言われました。私はその言葉をきっかけに、手術室看護師として患者と関っていき心から寄り添える看護師になりたいと思い土浦協同病院を選びました。

一年目に苦労した事とうれしかった事は？

苦労したことは、手術室は病棟やGICU、EICUといったユニットと比べて常に患者がいるわけではありません。ナースコールやセンサーマットなども無く、基本患者は手術室用ベッドに横になったら全身麻酔にて眠ってしまうことが多いので、幅広く手術に対応するため全身すべての解剖を理解していないと臨機応変に対応できないことが多いです。医師が現在患者の身体のどこを触っているのか、次はどのような器械を使い体の悪い部分を取り除きたいのかなど、常に術野を観察し手術が円滑に進行できるように対応することが難しかったです。また、看護学生の時に手術に関する看護を学ぶ機会が少なかったため、器械出しや外回り看護師の役割の知識不足があったので、患者だけでなく医師や先輩看護師に迷惑をかけてしまったことを覚えています。
嬉しかったことは、手術中医師の手元や術野を観察したうえで、次に使う器械を予測し準備することができたことです。実際に、医師に予測して準備していた器械を出してほしいと言われたときは、これまで勉強していたことが役に立ったと嬉しく思いました。

後輩に向けて一言

看護師という職業は対象に合わせて様々な役割があります。例えば、訪問看護師や助産師、私のような手術室看護師など多く存在しています。看護学生になってからどのような看護師になりたいか考えるのもいいと思いますが、この話をきっかけに手術室看護師にも目を向けてもらえると嬉しいです。これから多くの困難が待ち受けているかもしれませんが、急がず自分自身のペースで一歩ずつ前に進んでいってください。全力で応援しています。