ナーストピックス

Topic. 04

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明治時代の看護師は何を着ていた?
ナースウェアの歴史が学べる
「いとなギャラリー」へ行ってみよう!
いとなギャラリー

現役ナースや看護学生が無料で利用できる癒しのアート空間「いとなギャラリー」を知っていますか?
実はこれ、ナースウェアで有名なナガイレーベンが2015年にオープンしたもの。ナガイレーベンと資生堂のコラボで誕生した新シリーズのナースウェアと併せて、その魅力をご紹介します。

勉強にもぴったりの「いとなギャラリー」

メディカルウェア分野の老舗として知られるナガイレーベン。創業100周年を記念して本社ビル(東京都千代田区鍛冶町2-1-10)2階にオープンしたのが、「いとなギャラリー」です。ここは、日本で初めてとなる「ナースのための心のコミュニケーション・スペース」。現役ナースの懇親会や研修などの会場になるほか、看護学生の皆さんも利用することができます。ちなみに、「いとな」の「い」はいのち、「な」はナース、ナガイレーベンを意味しているそうです。

不思議な形のオブジェ

いとなギャラリーへ足を踏み入れると、不思議な形のオブジェがお出迎え。近寄ってみると、新進気鋭のアーティストによる芸術作品でした。展示内容は年に数回のペースで入れ替わるため、気軽なアート展として楽しむこともできます。また、一見普通の調度品や家具に見えるものの中に、アンティークの医療器具が紛れているのだとか!「ひょっとして、これは昔の点滴スタンド?」などと考察するのも楽しいですね。

明治時代から戦時中ごろのナースウェア

展示品の中でひときわ目を引くのは、かつて日本で使用されていたナースウェア。明治時代から戦時中ごろのものが展示されており、レプリカを着用しての撮影も可能です。現在のナースウェアと着比べてみることで、昔のナースがどんな働き方をしていたのか、思いを馳せることができそうです。

図書スペース

ギャラリーの一角は図書スペースになっており、看護の歴史にまつわる資料や専門誌などが数多く並べられています。ナースウェアの歩みが分かる貴重な資料もあり、まとめ学習のために活用する看護学生もいるのだとか。また、ナガイレーベンが衣装提供したドラマや映画のDVDもズラリ。

いとなギャラリーの営業時間は平日の10:00~17:00。予約などは不要なので、ちょっとしたすき間時間に友達を誘って訪れてみるのもいいですね。

ウェアがずらりと並んだ圧巻のナースルーム(ショウルーム)も

いとなギャラリーを訪れたら、本社5階にあるナースルーム(ショウルーム)にも立ち寄ってみてください。およそ1000種類、カラー展開も含めれば5000種類ほどあるナガイレーベンのメディカルウェアを、自由に試着することができます。ナースウェアのプロたちに、直接質問や相談をしてもOK。事前に予約する人が多いそうですが、突然の訪問もウェルカムです(ナースルームでの直接販売はしていないため、自分にぴったりのウェアを見つけたら、お好みの通販サイトなどで購入しましょう)。

「いのちの力になりたい。」をスローガンに掲げるナガイレーベンは、ユニフォームを通して医療従事者の、ひいては患者さんの力になるべく、誠実なものづくりに励んでいます。1つの素材を開発するのに3年以上かかることも少なくないそうです。また、商品開発にあたって医療機関を訪れ、現場のナースの声を聞くことも多いのだとか。十分な時間と労力をかけて生み出されたウェアを手に取ってみれば、デザインや素材の良さを実感できるはずです。

ナースルーム(ショウルーム)

ナースルーム(ショウルーム)の営業時間等は、いとなギャラリーと同じ。JR神田駅から徒歩1分と好アクセスなので、気軽に立ち寄ることができる。「ぜひ実際にウェアを試着して、ご自身の体型や顔色にマッチするか試してみてくださいね」と話す、マーケティング室の園田理恵さん。

「レフ板効果」が実感できる資生堂とのコラボウェア

中でも注目してほしいのが、資生堂とのコラボで誕生した新ブランドBright Days(ブライトデイズ)。商品企画室の室長/チーフデザイナーである渡井哲夫さんは「ナースは夜勤があるなど勤務状況が不規則になりがちで、多くが肌に関する悩みを抱えています。それを解決するためのお手伝いができないかと考えたのです」と思いを語ってくれました。

資生堂ビューティークリエーションセンターがカラー監修を担当し、日本人の肌色を美しく見せてくれる「レフ板効果」のあるカラーを採用。ポーセリングリーンなどの淡い色には顔色を明るく見せる「白のレフ板効果」が、ディープシーブルーなどの濃い色には顔を引き締めて見せる「黒のレフ板効果」があるといわれています。

Bright Daysシリーズではチュニックとワンピースが展開されていますが、いずれも高級感あるシルエットで、適度に身体へフィットしてくれるイメージです。女性の顔を引き立たせる、かわいらしい首元のカットにも注目。ウェアのカラーに合わせて、アクセントとなるボタンもそれぞれ異なるものを使用しています。

Bright Daysシリーズ

これまでにないカラー展開が目を引くBright Daysシリーズ。カタログでは、それぞれのウェアに合ったヘアスタイルやメイクも紹介されている。

渡井さん

「資生堂さんとコラボしたことで、レフ板効果を持たせられただけでなく、最新のトレンドを意識したカラー展開が実現できました」と話す渡井さん(左のウェアがポーセリングリーン、右のウェアがディープシーブルー)。

長尾卓さん

マーケティング室で主任を務める長尾卓さんは、「伸びのいいニット素材で、接触冷感機能も備えています。見た目にきれいなだけでなく、機能性もばっちりです」と教えてくれた。

2020年度にはBright Daysシリーズの新作や、ハウスブランドの新しいカラーアイテムも提案する予定だといいます。進化し続けるナガイレーベンのナースウェアから、これからも目が離せません!

企業プロフィール

ナガイレーベン株式会社

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-1-10
03-5289-8200
2019年に創業104年を迎える、メディカルウェアの老舗企業。医療分野に特化した商品の企画・製造・販売を行っており、メディカルウェア業界で国内シェア約60%を誇る。

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