ナーストピックス
Topic. 07
もうすぐバレンタイン♪
知っておくと便利なチョコレートのテンパリング方法と
あま~いバームクーヘンチョコレシピ
チョコレートのテンパリングって何のことかご存知ですか?
チョコレートを溶かして固める時に、ツヤが出てなめらかに仕上げるための温度調整のことを言います。
この時期、チョコレートのスイーツを作る人も多いはず。
今回は、失敗しないテンパリング方法と、
そのチョコレートを使ったあまーいスイーツレシピを紹介します!
失敗しない! チョコレートのテンパリングのコツ
その1
ボウルやへらに汚れや水けがついていないかチェック!
仕上がったときに白い斑点ができて綺麗に仕上がらない原因にもなるので、使う器具は洗ってしっかり水けを拭きとってから使いましょう。
その2
溶かすときは直火NG! 湯せんを使うこと。
熱に弱いチョコレートは直接火にかけず、必ず湯せんして使いましょう。
温度が高くなりすぎると、風味が落ちてしまったり、ツヤがなくなったりします。
その3
混ぜるときはゆっくり、やさしくゆっくり混ぜることで綺麗にとろ~っと溶けます。
激しくかき混ぜないように気をつけましょう。
その4
チョコレートの大敵! 水分や湯気が入らないように注意。
チョコレートを入れるボウルは湯や氷水をはったボウルよりもひとまわり小さめのものを使って、水けや湯気が入らないようにしましょう。
作り方
チョコレートは細かく刻む。
濡れぶきんを敷いた上にまな板をおいて固定し、手を切らないように気を付けながら、包丁に両手をのせて力を入れる。
50~60℃の湯が入ったボウルの上に、1を入れたひと回り大きいボウルをのせて、湯せんにかける。
木べらでゆっくり混ぜ、温度計を使いながら40~45℃になるまで溶かす。
全体が溶けたら、2のチョコレートが入ったボウルを氷水が入ったボウルにのせかえ、28℃(ホワイトチョコレートは26~27℃)になるまでゆっくり混ぜ合わせる。
再び3のチョコレートを2の湯せんにのせ、31℃(ホワイトチョコレートは28~29℃)くらいになるまで混ぜ合わせる。
ツヤができたらできあがり。
かんたんチョコがけレシピ バームクーヘンチョコ
テンパリングしたチョコを使ってスイーツづくり!
外側のパリッとした食感のチョコとふんわりとしたバームクーヘンの甘さに癒されます。
甘党男子にも喜ばれるかも♪
調理時間 20分(冷やし固める時間は除く)
材料(作りやすい分量)
バームクーヘン…4切れ
ピーナッツバター…大さじ2
ミルクチョコレート…300g
ホワイトチョコレート…50g
用意するもの
ワックスペーパー(またはクッキングシート)…20cm長さのもの1枚
作り方
バームクーヘンの片面にピーナッツバターを塗る。
ミルクチョコレートはテンパリングし、1に絡ませてクッキングシートに並べる。
絞り袋を作る。パラフィン紙(またはクッキングシート)を対角線で切って三角形にし、90℃の角を左手に、1番長い片を右手に持ち、左手を支点に丸め、そのままクルクルと巻く。
巻き終えたら上の出ている部分を内側に折り込む。
3の絞り袋にテンパリングしたホワイトチョコレートを入れ、2の上にストライプに絞り出し、冷蔵庫で冷やし固める。
Point!
表面から数cm離して、チョコレートをたらすようにしながら絞り出すと、太さが均一になります。
そのまま固めてデコレーションしたり、好きなフルーツをつけてチョコフォンデュにしたりと、テンパリングしたチョコレートはアレンジがたくさんできます!
プレゼントやおうちパーティーなどに、幅広く役立ててください。
レシピ提供
株式会社 食のスタジオ
編集制作、レシピ提案、撮影、スタイリングなど、食のコンテンツ制作を一貫して行う専門会社。管理栄養士、編集者など、食の知識と技術を身につけたスタッフで構成されている。「組み合わせ自由自在 作りおきレンチンおかず353」や「朝10分!中高生のラクチン弁当320」など著書多数。