実習悩み相談室 こんな時、あなたならどう考える?

看護学生にとって自分の看護観を形作る重要な時間が「看護実習」。
とくに臨地実習では誰もが苦労や挫折を経験するようです。

この連載は実習での起こったトラブルとその対処方法を紹介します。
いま、この記事を読んでいるあなたならどう考えますか?たくさんの意見の中から自分なりの看護を考えてみましょう。

その他編 CASE1 片付けがとにかく苦手!ナースになれる?さち(大学1年生)

片付けが苦手

ずっと悩んでいるのですが、片付けが全くできないのです。

私は高校まで家族と一緒に住んでいました。高3の時、地元の看護学校を受験したのですが、全部落ちてしまいました。運良く隣の県の看護学校に受かり、通学しようかと思ったのですが、一人暮らしにも憧れていたので、入学を期に一人暮らしを始めました。

はじめは物も少なく、散らかさないように気をつけていたのですが、少しずつ忙しくなると「明日でイイか…」と思い、それが積もり積もって気が付くと凄いことになってしまいます。子供の頃から整理整頓が下手で、親にもよく叱られました。あまりにも片付けられないので、実家にいる時は母が何時も掃除してくれてました。

一人暮らしをしてからは学校とバイトで疲れてしまい、決められているゴミの日や時間に捨てれなかったりしてどんどん溜まってしまいます。

そして、必要な時に必要な物が探さないと出てこないんです。一番の原因はいいかげんな自分の意志だと思うのはわかっています。

でも「何時かは使うかも知れないな」と思ったり、もったいなくて捨てれなかったり…。学校は提出物も多く、資料や関連ファイル等もどんどん溜まって、必用な時に何所にあるかも分からなくなってしまう時が多々あります。

先日も一生懸命書いたレポートを部屋の中なのになくしてしまいました。友だちには言えませんが、借りた参考書もなくしてしまいました。これってナースになったら、仕事にまで影響が出てしまいそうでマズイですよね?

来年、本格的に実習が始まる前に、なんとかしなければと思っています。
どうすればいいですか?

どうやって乗り切ったか

本を読んだりしたけれど、解決してません…

気が付いたときに少しでも片付けるようにしました。でもやっぱり散らかってしまいます。
ベストセラーにもなっている片付け方の本も何冊か買って読んでみたけれど、ダメでした(泣)

多くの考えが挙がるとより参考になる! 匿名でつぶやいてみよう!(200文字以内)

みんなのつぶやき

週末に友達に遊びに来てもらって家で勉強会をしてみるというのはどうでしょう?私はいつもそうやって日程から決めて、来てもらうようにしてます。無理やりだけど、目に見えるところだけでもいいと思いますよ。

気持ちがあるだけでも違うと思います。実習始まるとさらに時間なくなって辛くなると思います。私も実習中や忙しいときほど自分のことがいい加減になってしまうので…。一気にやろうとしないでちょっとずつでいいと思います

必要なものBOXを作ってみてはどうでしょうか?明日提出の物やよく使うもの、友達に借りた物は全てそこに入れておく習慣をつけること。BOXではなく壁掛けタイプにして玄関近くに掛けてみたり、BOXに入ってる物をメモした付箋を貼っておくと便利ですよ。

私は、試験の前には必ず、部屋の掃除・片づけをしてから勉強に取り組みます。過去の講義資料は、課目ごとにファイリングをし、背表紙に課目名を書いて、本棚に関連課目ごとに保存しています。

毎日の学校とバイト、お疲れ様です。

看護学生さんは、とにかく忙しい!!学習教科が多い分、同時にレポートが出た時なんて、ホントにきついですよね…。提出期限が短い上に「何故そうするのか」の根拠を問われるものが多かったり。「バイトがある」「見たいTVがある」「彼氏(彼女)と会いたい」「とにかく寝たい」など…。

「1日24時間じゃ足りな〜い!!」と何時も、何度も、私は思ってました(笑)。いろんな欲求を押さえて毎日。でも自分の生活の元を大事にしなくちゃいけませんね。

散らかってしまうのは「時間がない」ではなく、さちさんが言う通り「気持ち」。確かに「もったいない」「いつかは使うかもしれない」との考えもあります。

でも、その繰り返しが今の状況を何度も作ってしまうのです。今<断捨籬>や<捨て活>などの言葉が流行っているように、環境を整えることで気持も変わります。ちょっと大袈裟かもしれませんが、看護技術の「環境整備」を思い出して下さい。


では何故環境整備が必要なのでしょうか?

環境整備の目的は

(1)患者さんにとっての利便性と身体に悪影響を及ぼさないよう身体機能面を重視し整備する場合

(2)患者さんの精神面の安定を重視し整備する場合

(3)上記の(1)と(2)両方の場合

があります。

環境整備は、患者様の生活の場である病室内(主にベッドサイド)や廊下、トイレや洗面所などの空気(温湿度や新鮮さなど)・採光・清潔・必要な空間などを確保し、整えます。安全を確保し転倒などの事故を防ぐことや、ADLや生活意欲の維持・向上にもつながるため、大変重要な援助のひとつと言えます。患者様の身の回りを整えたり(物を取りやすく並べてあげる)、寝具をきれいに直したり、床のゴミを取ったり…そんな小さなことも立派な環境整備です。

学内演習や臨床実習で行うと思いますが、実際の現場では看護師業務と言うよりは、看護助手(ナースエイド)さんやヘルパーさんが行うところもあります。

学校で学んだ環境整備は、基本中の基本です。たとえ各施設によって環境整備のやり方や内容が変わっても、環境整備の目的は変わりません。

「看護師なんだから自分の生活を看護と一緒にしなければならない!」何てことは一切ありません。でも元は一緒だと思いませんか?すっきりした部屋で気持も新たに頑張ってください。もし、また散らかったら「環境整備、環境整備〜」と看護の目的を唱えつつ応用です!!

プロフィール

ナースいぶき

南国出身。看護学生時代は学費捻出のため、バイトに明け暮れる毎日。 (恥ずかしながら追試が多かった…(^_^;))
就職後、内科、循環器など、数々の科を経験。現在、仮面ライダーにハマっている夫、泣き虫な4歳の息子、おてんばな2歳の娘、おばあちゃん猫(♀)と暮しながら育児とナース、医療ライター業をこなすパワフルアラフォー。

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