独立行政法人地域医療機能推進機構　九州地区事務所

先輩情報

• 現在のお仕事について教えてください。
• 子育てと仕事の両立で困っていることはありますか？
• 子育てをしながら働き続けるための支援（家族・病院）はありますか？
• 今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？
• 学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。
• その他アピールしたいことなど、自由にご記入ください。

現在のお仕事について教えてください。

一般病床と地域包括ケア病床の混合病棟で勤務しています。
主に急性期を脱し回復期にあたる患者さんが多く、日々の看護業務だけでなく退院に向けての指導やサービス調整に重点をおいて勤務しています。

子育てと仕事の両立で困っていることはありますか？

はじめての子育てに毎日戸惑いながら、あっという間に1日が過ぎてしまいます。
子どもは保育所に入所したのですが、毎週体調を崩してはお休みをいただき、自分も体調を崩すという繰り返しでした。仕事も休みがちで両立が難しく、落ち込むこともありました。

子育てをしながら働き続けるための支援（家族・病院）はありますか？

復帰して体調が優れず、透析室への異動など配慮していただきました。今は時短勤務中ですが、勤務するスタッフから定刻で帰してあげたいという気持ちが伝ってきます。近くに両親がいるため、子どものお迎えや休日出勤の日はみてもらっています。

今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？

呼吸器疾患の患者さんを担当し、「自分らしく生きたい」という希望に添って退院調整ができた事です。低酸素血症に伴い在宅酸素を導入し、趣味の日本舞踊も辞めるよう医師に勧められても頑なに辞めず、結果携帯型酸素ボンベを用いて日本舞踊を続け自宅に退院されました。
目標を統一し、多職種を巻き込んで疾患とQOLを両立するために最良な方法を見いだすことができた症例で、この経験は私が看護師を続ける原動力になっています。

学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。

学生時代を思い出すと、実習に国試対策と大変なことが多くて学生時代に戻りたくないなと思います。でも学生時代に一生懸命覚えた解剖生理が、現場で今でも役に立っています。無駄な事なんて何ひとつありません。一緒に肩を並べられる日を楽しみにしています。

その他アピールしたいことなど、自由にご記入ください。

元々グループ病院のJCHO九州病院に在籍していましたが、一身上の都合で地元に戻らなければならなくなり、当時の看護師長へ相談すると、看護部長から当院への転勤を提案され、地元に戻ることができました。
転勤当初はまだ病院が建て変わる前で様々なギャップに戸惑うこともありましたが、急性期病院の受け皿となる慢性期病院の必要性や、自宅に退院することの難しさを実感しました。全国に系列病院があり、退職という形をとらなくても新天地を目指せるのは系列病院の強みです。