独立行政法人地域医療機能推進機構　九州地区事務所

先輩情報

• 現在のお仕事について教えてください。
• 子育てと仕事の両立で困っていることはありますか？
• 子育てをしながら働き続けるための支援（家族・病院）はありますか？
• 今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？
• 学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。

現在のお仕事について教えてください。

救急外来で勤務しています。来院する患者さんの大半は、救急車で搬送されます。救急隊からの情報のもと、緊急性・重症度、個別のニーズを考えながら受け入れを行います。来院時は、初期対応（点滴ルート確保、採血、検査・診療の介助等）を行いながら、早期に診断、治療が受けられるよう、援助しています。入院が必要な場合は、救急外来で得られた情報を確実に病棟ナースに申し送っています。帰宅する際は、患者さん、家族へ必要な説明、指導を行います。中には、高齢者、認知症、独居など、帰宅が難しいケースもありますが、院内及び地域の多職種と連携し、安全に帰宅できるよう支援しています。

子育てと仕事の両立で困っていることはありますか？

小学生と保育園児の2人の子供がいます。夫は3交代勤務をしており、協力し合って、子育てと仕事を両立しています。仕事をしていると、どうしても子供と関わる時間が限られてしまうため、帰宅後、子供たちと関わる時間を大切に過ごしています。

子育てをしながら働き続けるための支援（家族・病院）はありますか？

現在、育児時間制度を活用しています。私の場合は、勤務時間の終わりに2時間取得することで、子供との時間を作るようにしています。職場の上司、同僚も、育児時間を取得できるよう、配慮して下さいます。受診者が多く、取得できない日もありますが、両親に協力してもらっています。

今まで仕事をしてきた中で、特に印象に残っているエピソードや嬉しかったこと、苦労したことは何ですか？

救急外来では、患者さん、家族と関わる時間は病棟に比べると短いです。救急搬送される患者さんは、大半が急病、中には重症、生命の危機的状況の患者さんもいます。患者さん、家族ともに急な状況を受け入れられないケースもあります。限られた時間の中でも、患者さん、家族の思いに寄り添い支援しています。患者さんが現状を受け入れ、治療を受け、病棟で元気に回復された姿を見て、嬉しく思うことが多々あります。

学生の皆さんにメッセージやアドバイスをお願いします。

学生時代を思い返すと、実習での患者さんとの関わりが強く印象に残っています。授業での学びに加え、実習で学んだことは大きいと思います。就職してからもさまざまな経験を重ねる中、時に辛く感じることもありますが、実習中に関わった患者さんを思い出しては、原点に振り返り、「頑張ろうと」と思っています。
学校生活を楽しみながら、実習、就職活動、頑張ってください。